はやく yg ページ14
だらりと壁にもたれぼけーとしていると
ｶﾞﾁｬﾘと部屋のドアを開けられて
力なくへらりと笑うと
そこにたっている彼は顔を歪め
「何してんねん」
やらんって言ったやろと言いながら
持っていた袋をｶﾞｻﾘと落とし
こっちに向かってくる
ぎゅっと腕を抑えられ
ポッケからハンカチを出し腕にあてられる
「お願いやから、もう、やらんでくれ」
ポロポロと涙を流しながら
私の胸に頭を埋める
血がとまると慣れた手つきで
くるくると包帯をまきとめてくれる
『いつもありがとう』
「…寝とき、飯作るわ」
『ごめんね』
「謝らんといてくれ、おらんくなるみたいやんか、そんなん」
居なくならないよ
と言葉を目に含み彼を見つめる
彼は少し涙を含んだ目でへらりと笑ったあと
鍋に目をむけなおす
ずるくてごめんね
私にはあなたしかいないの
だから早くあなたも私だけになってね
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こはる(プロフ) - Chiseさん» コメントありがとうございます！リクエストありがとうございます！！srさんは書きたかったので是非書かせていただきます〜！ (2020年2月4日 16時) (
レス) id: 80e65d4f8d (このIDを非表示/違反報告)
Chise(プロフ) - はじめまして！wkbnの小説を書く人が少ないのでありがとうございます！一話一話本当に素敵な作品だと思います！リクエストなのですがもしよければsrさんの短編も書きませんか…？需要ありありですよ。これからも更新楽しみにしてます＾＾ (2020年2月4日 15時) (レス) id: b32451f8b9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こはる | 作成日時：2018年12月6日 0時
