Unnatural love

伝言ゲーム 久部 ページ9

『六郎！伝言ゲームしよう！』

久部「え？」

『だめ？』

久部「いいけど、二人でやるものなの？」

『それをいったらおしまいだよ』

久部「で、紙は？」

『ノンノン六郎！』

六郎の目の前でひとさし指をたて
左右にふる

『イヤホンだよ！』

久部「あぁ、イヤホンガンガンゲーム？」

『そうっそれっ！』

六郎は物知りだな
と思いながらイヤホンを取り出す
六郎は
あったっけなぁ…どうだったかなといいながら
イヤホンを探す

『じゃあ六郎からね』

久部「ん、×××××！」

『え？なんて！？果汁グミ？まで』

久部「×××××！！」

『果汁グミおk！』

目の前におっけーマークをだす
とわかってくれたのか
イヤホンをはずしてくれた

久部「じゃぁせーのでね、せーの」

「UDIラボ！」
『果汁グミ！』

久部「ふっw果汁グミってw」

『だってそう聞こえたw』

久部「じゃあ次いこっか」

次は私だ
何て言おう
あ、いつも言えてないし
あれ言おう、恥ずかしいけど…

『××』

六郎がもう一回と指をたて
首をかしげる

『××！』

六郎は驚いた顔をしたあと
オッケーサインをだした

『じゃあせーの』

『好き』
「首…」

少し間をおいて
六郎の顔を見ると赤くて
かわいいななんて思いながらみていると
ゆっくりやさしく抱きしめ

久部「俺も…」

ってやさしく呟いた
少しからかうように

『なにが…？』

って聞くと
一瞬戸惑ったが
ゆっくりと口を開き

久部「俺も好き」

『ふふwごーかく』

私は六郎に回していた
手の力を少し強くした

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