Unnatural love

雨 中堂 ページ34

外をみればザーザーと雨がふっている
ふと後ろからミコトと中堂さんの話し声が聞こえる
楽しそう、いいなとおもいながら
机につっぷす

『憂鬱…』

と一言ボソッと言う
はぁーとため息をする

東海林「職場恋愛危険」

と東海林に言われ
いいじゃん好きなんだもん
と返すと一筋だねーと言われた

皆大雨になるといいそそくさと帰る
そして中堂さんと二人だけになる
気不味いとそわそわしていると

中堂「帰らないのか」

『したいことあるので泊まります』

そうか、と返され
会話がおわる
久しぶりに話したのにと思っていると
ﾋﾟｺﾝとスマホがなる
東海林からで
今二人だけでしょ、あたってくだけろ！
ときていてまぁこんなガキ相手にしないよね
よし！砕けますか！と思ったが
やっぱりいざとなりゃﾄﾞｷﾄﾞｷうるさくて
体温がどんどんとあがって
どうしようなんて思っているとき

中堂「なんだ、なにか言いたいことでもあんのか」

と言われあぁもうここしかない
なんて一人で思って
これがチャンスなんだ

『中堂さん…好き、です』

と声がだんだんと小さくなる
こわい、何を言われる？
無理なことくらいわかってた
やだ、返事なんか…しないで

中堂「おい…」

と手を捕まれそうになる

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