Unnatural love

宣戦布告 久部 ページ24

side久部

木林「どうも」

今日はご遺体なかったし
なんで木林さんが

三澄「木林さんどうしたんですか？」

東海林「いつもなら、中堂さんでも…」

もう赤い金魚は終わったもんね
と二人がいうと
木林さんは笑い

木林「Aさんでして…」

『Aさんですか？』

はい、と眼鏡でよくみえないが
目を細めていた

東海林「Aは中堂さんと話してますよ」

そろそろ帰ってくるだろうけど
と一言加えた
すると彼女の声が聞こえる

A「だから訴えられるんです」

中堂「知るか」

A「知るかじゃなくて知っておくものです」

と言い戻ってきた
すると木林さん気付き

A「南雲、なんで？」

え、南雲呼びすてどういう関係
と考えていると

三澄「どういう関係…」

A「言ってなかったっけ？幼馴染」

と言い口を
ﾊﾟｸﾊﾟｸさせていると
木林さんがこちらをむき

木林「はやく言っておけばよかったですねぇ特に久部さん」

木林さん気づいてる
東海林さんなんかやだーﾋﾟﾘﾋﾟﾘしてる
ミコトさんが愛されたいねぇ…
木林さんは、ﾆｯｺﾘと笑みを浮かべ
Aさんははてなを浮かべている

A「あ、久部くんお昼食べた？」

『行ってません！』

A「あ、ほんと！あそこのカフェでご飯食べない？」

Aさんからお誘いをいただいた
行くしかないと返事をしようとすると
Aさんの後ろから黒いオーラがみえる
ﾁﾗｯとみると木林さんが笑いながらはなっていた
少し固まっていると
上目遣いで少しｼｭﾝとしながら

A「行けないんだったらいいんだよ？」

久部「いや行きます、行かせてください！」

一番心配なのは
木林さん

木林「私もご一緒しても？」

A「いいけど、なんで仕事口調なの」

木林「仕事の合間に来ていますから」

A「それダメ、ほら仕事戻って」

木林さんの
背中を押しﾄﾞﾝﾄﾞﾝと出口へ連れていく
普通に話しかけてるのに
全然話さなくてなさけないなって思って
Aさんの方に行き

久部「Aさん木林さんはもういいです！食べに行きましょう」

少し積極的に言った

A「そんなにお腹すいた？」

と言われ違うと首を横にふる

久部「木林さんにAさんは渡しません」

俺から宣戦布告をした
すると喉をならしながらｸﾂｸﾂと笑う

木林「今日のところはもう戻ります」

と言った
俺の肩に手をおき

木林「宣戦布告ですか、そのままお返しします」

と言いUDIからでていった
絶対に負けないと心で誓った

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