まるで他人事。 ページ4
ジヘちゃんとユノの通訳で
２人の会話を聞いていたユノのお父さんが
深呼吸をした後ゆっくり話し始めて
それをジヘちゃんが訳してくれる。
「今日、お伺いしたのはAさんと
うちの息子お付き合いのことでして、
ご存じの通り息子は芸能人です。
２人は付き合って２年になるそうですが
私としてはそろそろ２人の関係をきちんと
すべきだと思っています。」
”２人の関係をきちんとすべき”
私はその言葉に得も言われぬ不安を感じた。
「それは、どういう意味ですか？」と
お父さんも好意的には捉えていないようだ。
「これから息子は日本だけではなく
他の国での活動も多くなると聞きました。
そんな時私は息子にAさんは
とても必要な大事な存在だと思っています。
息子の仕事上、すぐに結婚しなさいとは言えません。
でも婚約式はした方がいいと思うんです」
「婚約式？」とユノに私が尋ねると
「日本で言う婚約だよ」とユノ。
「婚約ですか？」驚くお父さん。
「はい、私達家族はそれを望んでいます。」
するとお父さんは暫く黙った後、
「Aはそれでいいのか？」と聞いて来たので
「え？あ、うん。」と私は突然の展開過ぎて
まるで他人事の様に返事をする。
その後は、ユノとジヘちゃんを介して
婚約の話がどんどん進んで行き、
両親達の話し合いの結果
日本で言う結納などは行わず、
ユノと私の指輪交換と家族全員が集まっての
食事会をする事が決まった。
場所はお父さんが”韓国に家族で行きます”と
言ったので韓国に決まった。
その後、両親達は和やかなムードで
お互いの子どもの事を話していた。
「お姉ちゃん、良かったね」と葵。
「うん、ありがとう」
「なんか、嬉しそうって顔してないよ？」
「え？！私、そんな顔してる？」
「うん、もしかして今日のこの話
ユノさんから聞いてないの？」
「うーん、実は全然知らなかった」
「え？！
でも、プロポーズはされたんでしょ？」
「う〜ん、
されたと言われればそうかも・・・」
「ちょっ！それ大事な所だよ！
そんなので本当に結婚決めちゃっていいの？」
皆に聞こえない様に葵が小さな声で私に聞く。
「うん、結婚できたらいいなって思ってたから。」
「本当に？」
「うん。」
こうして怒涛の両家の挨拶は終わった。
「A、帰ったら話があるんだけど」と、ユノ。
「うん、私も話したい事がいっぱいだよ」
そう話しながら家路に着いたのだった。
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kawaetsu(プロフ) - まゆまゆさん» イチャコラさせたいんですがそこは敢えて今後のお楽しみと言うことで（笑 その辺は番外編でちょくちょく書いていこうと思ってます！ (2016年8月16日 20時) (
レス) id: 42bb367cab (このIDを非表示/違反報告)
まゆまゆ(プロフ) - えー？あと５話で終わりですか？あーんなことや、こーんなことしてたら５話なんてすぐではないですか！どうしますかこれ？いちゃこらシーン省略したら最強様に怒られそうだしね。スカッとハッピーエンドお願いします。 (2016年8月15日 23時) (レス) id: ed4a5e3eae (このIDを非表示/違反報告)
kawaetsu(プロフ) - まゆまゆさん» ホントに毎日暑いですね〜 別居した日には・・・ ウフフフ・・・ (2016年8月15日 9時) (レス) id: 717f41a17c (このIDを非表示/違反報告)
まゆまゆ(プロフ) - 暑中見舞い申し上げます。毎日暑いですね。ようやく結婚できたのに…二人のムラムラが浮かびます(笑)これ別居した日には今まで我慢した分しゅっごいことになりそうですね、デュフ/// (2016年8月15日 2時) (レス) id: ed4a5e3eae (このIDを非表示/違反報告)
kawaetsu(プロフ) - ミドリ虫さん» お気づかい、ありがとうございます♪そして楽しみにして頂けて光栄です。ミドリ虫さんもお体ご自愛くださいね。 (2016年8月1日 18時) (レス) id: 717f41a17c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：kawaetsu
| 作成日時：2016年7月19日 10時
