彼と私と神様と。04

原因。 ページ13

ミント「これは跳ね返りとか
魔術の影響じゃないよ。
普通に何かの病気だね。」

CM「でも昨日まで元気でしたよ?
そんなすぐにこんなに悪化しますか?」

アロ「それなら病院へ行きましょう。
Aさんは日本人ですから
日本へ僕達がお送りします」

ミント「それが最善だろうね」

スト「すぐに扉を繋げますね」

YN「A、俺につかまって」

CM「俺達のお世話になってる医師に
連絡して家へ来て貰いましょう」

スト「扉繋がりましたよっ!」

ユノに抱き抱えられて日本へと戻った。

YN「お医者さんが来るなら
部屋が広い方が良いから俺の部屋へ運ぶ」

==１時間後==

医師「これで様子を見て2,3日で
回復して来なかったら入院しましょう。
それと悪化するようなら迷わず救急車を呼んでください」

YN「そんなに悪いんですか?」

医師「これから徐々に回復してくると思うけど
呼吸器系の病気は急変する事もあるから
出来れば今夜は誰かが傍に付き添ってあげて」

CM「分かりました。」

時松「今日はありがとうございました」

医師「では、お大事に」

ミント「肺炎だなんてやっぱり疲れが溜まってたんだね」

??「ちょっと失礼するぞ」

CM「マリアージ?
神様が何か御用ですか?」

神「神官達から連絡を受けてな。
あぁ〜これは苦しいじゃろう」

YN「神様、Aを治してください!」

大野「神様には原因が分かりますか?」

神「これを見なさい」

そう言うと神様は寝ているAの体の上で杖を振った。

スト「これは!」

CM「身体に巻き付いてる糸みたいなのは何ですか?」

ミント「これはもしかして運命の糸?」

神「そうじゃ、運命の糸じゃ」

ミント「魔術じゃないから分からなかったんだ」

CM「では早く解きましょう。
って本人しか触れないんですよね…」

大野「ユノなら触れるだろ?」

神様「いや、これはAの糸ではない。
もちろんユノのものでもない」

CM「どういう事ですか?
また誰かの糸と絡まったんですか!?」

スト「マリアージ、ハサミを持ってきました!」

神様「ユノ、糸を切るからAを抱き上げてくれ。」

CM「そんなことをしたら
糸の持ち主はどうなるんですか!」

アロ「チャンミンさん大丈夫です。
この糸には持ち主が居ないんです」

大野「どういう事?」

神様「何者かが他人の運命を使って
糸を作り出してそれをAの身体に
巻き付く様に仕組んだんじゃろうな」

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