彼と私と神様と。04

中止。 ページ11

暫くすると
ユノ、チャンミン、ヒチョルさん、
テミン君が２階へやって来た。

一般人が居るのに変身してない。
大丈夫なのかと思っていると
テレパシーで
"俺達は撮影で隣の建物に居て、
この人達と同じく避難してきた事にする"とヒチョルさん。

"同じ敷地にあるお隣さんだったので
俺達は顔見知りって事で"とチャンミン。

どうやら天界の神官さん達が跳ね返りなどの処理を
やってくれる事になったらしい。
それに言われて気がついたけど
私達は魔術で韓国語を話せてるけど
韓国人ではないので避難して来た人達も
ＴＶで見たことがある韓国人が居た方が
私達だけよりも安心するんじゃないかと言う
チャンミンの気遣いでの登場らしい。

突然の有名人に驚きながらも
やっぱり同じ韓国人と言うこともあってか
皆さんは更に落ち着いた様だった。

==数時間後==

エリ「外はずーっと静かだけどどうなってるのかな?」

TM「さっき見て来ましたけど
庭には浄化された人達が寝ていて
街の内外から応援が来て病院や
公共施設に運ばれて行ってます」

さくら「ＴＶでは外に出ないようにだって」

HC「屋内に居れば大丈夫みたいだな」

CM「皆さんも宜しければ部屋で休んでください」

YN「不安ならここに居ても大丈夫ですからね」

時計は深夜１時を過ぎている。

ミント「みんなリビングへ来て」

==リビング==

HC「なにか問題でも?」

ミント「今日、予定してた残りの術返しは中止するよ」

CM「今の状況ならそうなりますよね」

HC「これ、どのくらいの規模で起こってるんですか?」

ミント「ゾンビ化は韓国国内が大半で
他の地域ではポツポツ出現してる。
それに他でゾンビ化した人は
事務所も把握しているユノのサセンが殆どだから他の人も
隠れサセンだろうね」

「その人達はどうなってるんですか?」

ミント「突然暴れだしたみたいで
家族や友人に通報されて警察や病院で保護されてる」

HC「家族は驚いたろうな」

エリ「でも、これでサセンが減ったりして」

CM「そうですね、
自分の日頃の行いが招いたと思うかも知れませんね」

大野「ただいまぁ〜」

「日本はもう大丈夫なの?」

シリル「術返しを中止するから影響も減るだろうから
こっちに戻って良いって。
それより庭、凄いっすね。」

CM「まるで野戦病院ですね…」

ミント「大野君達も戻ってきたし魔方陣を解こうか。
ヒチョル君とチャンミン手伝って」

こうして術返しは急遽中止となった。

中断と体調。→←避難所。

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