Cigarette love 08 (ページ7)

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私の決断。ページ7

ユノ達が帰宅し私は自分で
ユノに現状を伝えたいと皆にお願いし、
２人だけにさせて貰った。

私の部屋で
「と、いう訳でどうしたらいいか悩んでる」

「Aが仕事が好きなのも知ってるし
みんなに迷惑を掛けたくないって
言う気持ちも分かる。」と私を抱き寄せるユノ。

私は彼の腕の中で
「ごめんね、私と付き合ってなければ、
こんな事もなかったのにね」と彼に謝った。

すると彼は私を抱きしめるのを辞めて
「本気でそう思ってるなら俺達別れようか。」とユノ

「えっ・・・」

「俺と付き合ってなければ
こんな事にならなかったって思ってるだろ？」

「そういう意味じゃ・・・」

「少なくとも俺にはそう聞こえた」

そんなつもりで言った訳じゃなかったけど
誤解させたならと
「ごめんそんなつもりじゃ・・・」と答えると
呆れた様な表情でユノは
「いいよ謝らなくて。
仕事の事も好きにするといいよ。
今日は、疲れたからもう寝る」と
呆れたのか怒ったのか
リビングに戻って行ってしまった。

私は追いかける事もできず
「俺達別れようか。」と言うユノの言葉に
１人これからどうしたいいのか悩んだ。

何度もその言葉を心の中で繰りながら。

暫くして私は結論をだした。

リビングに行くと時松さん、千代、
チャンミンが居てユノはもう帰ったらしい。

私は時松さん達に決断を伝える。

「園には詳しい事情は話さず
なるべく早く退職します。」

それを聞いたチャンミンが
「それで本当にいいんですか？」と聞いて来て
千代も「退職を急がなくてもいいんじゃない？」と
引き留めてくれる。

私はそんな２人に
「２人ともありがとう。
でも、どれくらい長引くか分からない今、
子ども達を危険に晒す訳にはいかないし、
千代や先生達には迷惑掛けるけど辞めるよ」

「川原さん、
本当にそれで良いんですか？」

「明日、園長には退職の旨伝えます」

「ヒョンはこの事知ってるんですか？」

「ううん、まだ話してない。
申し訳ないんだけど、
明日退職が決まるまで内緒にしてもらえるかな？」

「ヒョンにきちんと話した方がいいですよ！」

「そうだよ！ちゃんと話しなよ！」

「あのね実はちょっと喧嘩しちゃって
頃合いを見てきちんと話すから、ね？」

「分かりました、
では退職が決まり次第連絡をください」

「はい、ご迷惑をお掛けますがよろしくお願いします」

これが私の決断だった。