Cigarette love 08 (ページ28)

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実家への電話。ページ28

「もしもし、Aだけど」

電話に出たのは母で
「ねぇ、職場は大丈夫なの？
ニュースで誰かのファンが暴れたとか
やってたけど。」と聞かれたので
「それがね・・・」と
どう説明をしようか悩んで居た時、
「もしもしお姉ちゃん？！
ネット見たけどなにあれ？
お姉ちゃんは悪くないんだよね？」
妹の葵が凄い剣幕で電話に出た。

「葵、落ち着いて！
詳しい事は東方神起のHPを見て！
それに、これから記者会見もあるから」

「わかった！！
でも、どうしてあんな事になったの？」

「それは後で説明するから。
お母さんは何処まで知ってる？」

「ニュースでしか知らないみたい。
私も夕方のニュースで知って
お姉ちゃんの保育園だったから
今調べたらお姉ちゃんの名前があって
びっくりだよ！」

受話器の向こうでお母さんが葵に
「お姉ちゃんがニュースに関係してるの？！」と
葵に聞いている声が聞こえた。

「とにかく、お母さんに代わって」

「もしもし、A？
どういう事？」

「あのね、急で申し訳ないんだけど
明日、お父さんとお母さんに会わせたい人がいて」

「そんな事よりニュースの事よ！」

「落ち着いて！
そのニュースにも関係があるのよ！」

「明日なんて言わないで、今日来なさい！
お父さんもうすぐ帰って来るから！」

私はマイクを手で塞ぎユノに
「今日、今すぐ来なさいって」

「会見終わってからで大丈夫かな？」

「お母さん、
これからその事で記者会見があるから、
それが終わったら行くよ」

「記者会見ってAが出るの？！」

「違うんだけど会ってもらいたい人が
それが終わらないと行けないんだよ」

「なんなの？意味が分からないわ！」

「とにかく遅くなっちゃうけど行くから！」
そう言って私は電話を切った。

その後に妹の葵に電話して
簡単に今の状況を話し、
お母さん達への説明を頼んだ。

「A大丈夫なの？」と
その様子を見ていたユノ。

「まぁ、なんとか。
それより今日で本当にいいの？」

「緊張はするけど頑張るよ」

とりあえず記者会見では
２人の関係を公表しない事を決め
ユノとチャンミンは記者会見に向かった。