Cigarette love 08 (ページ20)

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彼等に近づいた罰。ページ20

退職まであと１週間。

今日の早番は鮎川先生。

園に到着するとあーさんが何やら
真剣に１枚の紙を見ていた。

「おはようございます！
何見てるんですか？」と聞くと

「川原っち、今日はお休みしな。
園長には私から伝えるから」と言いながら
読んでいた紙を私に見せる。

そこには
”東方神起ユノの
悪質ストカー川原A”と言うタイトルで
私がTwitterでユノ達の事を
ストーカーや盗撮した写真を投稿し、
ユノと付き合っていると勘違いした
ブログの記事やURLが書かれていた。

「なにこれ」
意味が分からない。

「とにかく家に帰りな！
すぐにユノにも連絡した方がいいよ
園長には私と千代ちゃんで説明するから！」

「でも・・・」

「いますぐユノに連絡！」

あーさんに言われるがまま
ユノに電話をする。

「もしもし？
どうした？忘れ物でもした？」とユノ

「ユノ、あのね・・・」と
私が事情を彼に話すと、
「今すぐ帰って来これる？」と彼。

「うん、あーさんが
園長には伝えてくれるって」と伝えると、
「A、
今から千代が代わりに行ってくれるから
あと、あーさんに代わって！」とユノ。

「うん、こっちは大丈夫だから、
その紙をコピーして持たせるから。」と
あーさんが電話を切った。

「あーさん・・・」

「ストーカーじゃなくて
ユノの恋人だってーの！(笑」と
あーさんは明るく振る舞ってくれた。

「とにかく家に帰ってユノと話した方がいいよ！
それと後で良いから、
園長にもきちんと説明をしないとね」

「はい、園には後で連絡いれます」

「何かあったら連絡するよ」

そうしてあーさんと話しているうちに
千代がやって来た。

「千代ごめんね」

「そんなのいいから、早く家帰って！
時松さんも福永さん達も待ってるから」

「うん、ありがとう」
私はコピーした紙を手に
着替えもせず荷物だけ持って園を出た。