メガネのスマホ。 ページ17
===翌日===
スター「園長先生すみません。
ロッカーの鍵を忘れてしまって
スペアを貸してもらえますか？」
「はい、ここから探して。
帰りには忘れずに返してね」と
金庫からロッカーの鍵の入った箱を
星野先生に手渡す園長。
スター(川原さんのロッカーのは・・・)
スター「ありました！お借りします」
誰もいない職員ロッカーに向かい
川原さんのロッカーを開ける。
(スマホ、スマホ・・・あった！)
急いでＫに連絡すると
「今から受け取りにいくわ」とＫ。
Ｋにスマホを手渡すと
「１０分もあれば充分だって言うから
１０分後にまたここで」とどこかへ消えて行った。
===１０分後===
Ｋ「データはばっちりよ！」
スターは急いでロッカーへスマホを戻した。
スター(ばれなくてよかった・・・)
Aはスマホのデータを
抜き取られてるとも知らずに仕事をしていた。
謎の男「データはこちらになります」
１枚のROMをＫに差し出す。
彼女は自宅へ帰りパソコンにROMを入れる。
電話帳、メール、画像フォルダ、
音楽フォルダ・・・と次々と開いて行き、
メガネの彼らとの関係を探って行く。
”電話帳に名前はなし
該当する番号登録もない。”
Ｋ「やっぱり繋がりがないのかしら」
するとＫのスマホが鳴る。
うなぎからだ。
うなぎ「どうでした？」
Ｋ「それが、何も出てこないのよ」
うなぎ「時松との履歴も？」
Ｋ「まめに消してるっぽいわね」
うなぎ「それって不自然じゃないですか？」
Ｋ「確かに」
うなぎ「時松は芸能人じゃないですから、
そこまでメガネが神経質にやり取りを
消してるって事はやっぱり彼女ではないし
東方神起と繋がってるって事じゃないですかね？」
Ｋ「そうね、
でも彼等の番号も登録されてなかったのよ」
うなぎ「それって、メガネが彼女だったら、
私達の知らないプライベート携帯の番号が
偽名で登録されてるって可能性もありますよね？」
Ｋ「そこまでするかしら？」
うなぎ「今までの行動を考えると
可能性はありますよね。」
Ｋ「でもどうやって調べるの？」
うなぎ「電話帳の番号全部に掛ければいいんですよ」
Ｋ「でも、疑われない？」
うなぎ「とにかく相手の声を聞ければいいんですよ
ユノとチャンミンならすぐに分かるでしょ？」
Ｋ「なるほど」
うなぎ「やってみる価値はあるかと」
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作者名：kawaetsu
| 作成日時：2016年6月25日 22時
