Cigarette love 07

ありふれた日常。 ページ7

月曜日。

私はいつも通りに仕事へ。

今朝もユノから
「今日から保育園だけど
倉城の事があるから注意して」とLINEが来ている。

「分かってるよ、そっちも仕事頑張ってね」と
返信をし玄関を出る。

もちろん護衛さんも一緒。

護衛には
女性の小浜さんとロレッタさん
男性のダグラスとリーダーの福永さんの４人が
交代で私達２人に付いてくれている。

ロレッタとダグラスはアメリカ人で
彼等は全員、日本語・英語・韓国語が出来るらしい。
なので意思疎通に問題はない。

私達の生活の邪魔にならない様に
護衛をすると聞かされていたけど
実際に何処から見守られているのか
分からないくらいで
初めは仕事場に支障があるんじゃないかと
心配だったけどそんな事は全然なかった。

何後もなく日常が過ぎて行く。


はずだった・・・


仕事を終え、
一旦自宅に帰る為に更衣室で着替えていると
星野先生に声を掛られた。

「川原先生、ちょっといい？」

嫌な予感しかしない

「なんですか？」

「この後一緒にランチでもどう？」

「すいません、
ちょっと用事があって・・・」と断ると、
「ちょっと聞きたい事があるんだけど
夜でもいいから時間取れない？」と星野先生。

どうしよう、困ったな・・・

なるべく外出はしたくなかったけど
”ちょっと聞きたい事がある”と言うのと
星野先生からの誘いなだけに
彼等関連だろうと思って気になった。

少し悩んで、
「夕方に返事でいいですか？」と星野先生に聞くと
「本当に？！
ありがとう楽しみにしてるね」と
彼女はウキウキで仕事に戻っていった。

帰宅後、護衛の福永さんに
星野先生の事を相談すると
「お会いしても大丈夫ですよ」と福永さん。

福永さんからＯＫが出たので
夕方星野先生に今夜大丈夫だと伝えると
「本当に？じゃぁ夜ね！」と星野先生。

星野先生は私の仕事が終わるまで残業し、
一緒に職場を後にする。

スマホを見ると千代から
「くれぐれも気を付けてね、
何かあったらすぐ連絡して」とメッセージが来ていた。

星野先生の人脈。→←大事をとって。

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