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精神的ダメージ。 ページ29

「A落ち着いて。」と
千代が私の背中をさする。

「予測よりも事態は深刻です、
早急に対応しないと」と時松さんも
先ほどまでの余裕が消えていた。

私も落ち着きを取り戻し
明日からどうしたらいいか考える。

「チャンミン達に報告は・・・」
千代がそう言いかけた時
「彼らにはこちらに帰って来るまで
伝えないでください」と私。

伝えたら心配するに決まってる。

週末までは彼等は帰って来れないし
ならば向こうで不要な心配をして欲しくない
そう思った。

「そうだね今の状況を話しても
心配させるだけだもんね」と千代。

「彼等にはこちらに戻り次第事情を説明しましょう
とにかく今は星野先生が最大の問題ですね」

「明日から仕事場行くのが怖いよ」

そして翌日から
神経をすり減らす日々が続いた。

星野先生は繋がりを持とうと
積極的に絡んでくるし、
毎日帰宅後は盗聴器が
仕掛けられて居ないか確認する。

そんな事を知らないユノからは
いつも通り毎日LINEや電話が来るけど
彼と話しているとボロを出してしまいそうなので
”風邪を引いた”と嘘をつき
連絡は最低限に留めた。

そんなストレスの日々が続き
私はついに体調を崩した。

金曜日の昼の仕事終りに事務所に挨拶をして
帰ろうと思ったら星野先生がやってきて
しつこく食事に誘われ、
それが引き金になったのか
その場で倒れてしまった。

目を覚ますとそこは私の部屋。

「川原さん大丈夫ですか?」と
時松さんが声を掛けてくれる。

「なんで、私はここに・・・」

「職場で倒れたんです。
お仕事はお休みにして貰ったので
ゆっくり休んでください。
私は仕事に戻ります。
何かあったら連絡してください」

「すいません・・・」
あぁ、私は馬鹿だ。

こんな事ぐらいで倒れるなんて。
自分の不甲斐無さに腹が立った。

夜には千代が帰宅して
私の様子を見に来てくれた。

「A、気分はどう?」

「うん、良くなったよ
遅番をやってもらってごめんね」

「いいよそんな事は気にしないで
明日から休みだからゆっくり過ごそう」

「うん、本当にごめんね」

「起きられる?夕飯食べよう」
千代に誘われて私はリビングに向かった。

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kawaetsu(プロフ) - まゆまゆさん» コメントありがとうございます!人気者の定めかもしれませんね。実際はこういう怖い方が居ないことを祈るばかりです。そして確かに彼等にとっては今まさにそういうしがらみから解放されている状態かもしれないですね~ (2016年6月17日 2時) (レス) id: 42bb367cab (このIDを非表示/違反報告)
まゆまゆ(プロフ) - こわいですねー。でも実際にいるんですよねきっと、こういう人。それ考えると今のお務めの状態は少しは彼らの心が休まる時間なのかな?とか思ったりしています。 (2016年6月17日 1時) (レス) id: ed4a5e3eae (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:kawaetsu | 作成日時:2016年6月9日 14時

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