恋人のフリ。 ページ23
翌朝、千代と
朝食を取っていると
「A大丈夫?!」とユノからの電話。
「うん、大丈夫だよ」
「時松さんから聞いた。
恋人の振りをするんだってね・・・」
「うん、
時松さんに協力してもらうよ」
「何も時松さんと恋人同士の
フリをしなくたっていいじゃん」と
電話の向こうのユノは少々不機嫌だ。
私だってやりたいわけではない。
「そうだけど、今はこれくらいしか
出来ることがないし・・・」
「分かってるけど!だけどさ!」と
ユノがヒートアップした時に
「A?ヒョンは不安なんです。
分かってやってください。
それとくれぐれも無理はしない様に」と突然のチャンミン。
どうやらチャンミンが
ユノのスマホを奪った様で背後からは
「チャンミン!なにするんだよ!返せ!」と
ユノの声が聞こえる。
「ユノヒョン、落ち着いてください。
Aが一番不安なんですよ!」と
チャンミンに怒られているユノ。
「絶対に危険な事だけはしないでくださいね!」と
チャンミンは電話を切った。
千代と2人、仕事に向かうと
私は不運にも朝から星野先生と仕事だ。
「月曜日は急に誘っちゃってごめんね〜
ファン同士仲良くしたくて♪」と星野先生。
彼女の計画を知ってる私には虫唾が走る。
私は「いいえ、また彼等の事、
教えてくださいね♪」と返事をしておいた
昼間の仕事を終えて園を出たところで
スマホのチェックをする振りをして
周囲を見回すとカルボ?うなぎ?
どちらかっぽい人影を見つけた。
私は気が付かないフリをしながら家へ向かうと
やはり付いて来ている。
さすがにオートロックの入り口は
人の少ないこの時間は入って来れない様子。
私はエレベーターに乗り込み
目的以外の階のボタンも押しつつ自宅へ戻った。
時松さんに帰宅をメールで報告すると、
「夜はお迎えに行きます。
恋人のフリをするので
少々我慢して頂く事もあるかもしれませんが
宜しくお願いします。
それと私の事は和道と呼んでください」
そう返信が来たので
「わかりました」とだけ返信した。
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kawaetsu(プロフ) - まゆまゆさん» コメントありがとうございます!人気者の定めかもしれませんね。実際はこういう怖い方が居ないことを祈るばかりです。そして確かに彼等にとっては今まさにそういうしがらみから解放されている状態かもしれないですね~ (2016年6月17日 2時) (レス) id: 42bb367cab (このIDを非表示/違反報告)
まゆまゆ(プロフ) - こわいですねー。でも実際にいるんですよねきっと、こういう人。それ考えると今のお務めの状態は少しは彼らの心が休まる時間なのかな?とか思ったりしています。 (2016年6月17日 1時) (レス) id: ed4a5e3eae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:kawaetsu | 作成日時:2016年6月9日 14時