機嫌が治ればいいけど・・・ ページ31
CM「もしもし？」
なんだかご機嫌斜めな声。
「さっきは出れなくてごめんね。
もうすぐ始まるよね？」
CM「ねぇ、マシュ」
「なに？」
CM「俺の事好きですか？」
「えっ？！
突然どうしたの？！」
これはもしかしてさっきコウさんが言っていた
浮気してるかもって疑われてるってやつ？！
CM「どうなんですか？」
「す、好きだけど・・・
もう、恥ずかしいじゃん！」
ここは素直に答えるのが正解だよね？
CM「じゃぁ、なんで今日来てくれないんですか？
大事な記念日ですよ？
友達とは会うのに彼氏とは会わないんですねっ！！」
うわぁ〜完全にこじらせてる・・・
「だからそれは昨日説明したよね？」
CM「もう、浮気でもなんでも好きにすればいいですっ！」
「ちょっとチャンミン浮気ってなに？！」
私の話を聞かずにガチャ切りをしたチャンミン。
すぐに掛けなおしたけど
電源が切られていて繋がらない。
仕方がないのでユノに連絡をして
チャンミンの様子を聞くことにした。
こんな事ならサプライズじゃなくて
普通に会いに行くと伝えておけば良かった・・・。
YN「大丈夫だよ！
チャンミンもサイン会に
Aが来てるって分かれば機嫌治るよ！」
「ならいんだけど・・・」
YN「ねぇ、最悪は
Aが今日来てるの俺が教えちゃってもいい？
このままサイン会始まってご機嫌斜めじゃ困るし、
Aだって心配だよね？」
「うん、それで機嫌が治るなら伝えて。
あっ、もう並ばないとだから行くね」
YN「それじゃまた後でね！」
”会場内では携帯電話の電源をお切りください”
館内アナウンスに従ってスマホの電源を落とす。
「招待状をお持ちの方はこちらに並んでください」
スタッフさんの指示に従って受付の列へ向かう。
ヒチョルさんが言っていた様に
ファンの人達はみんなメイクも服装も気合が入っていた。
コウさんにお願い出来て良かった〜と思いながら
列に並ぼうとしたとき、
突然見知らぬ中年女性に声を掛けられた。
女性「あの〜」
「はい？」
女性「招待券を譲って頂けませんか？」
「いや、それはちょっと・・・」
女性「お礼ならしますんで」
「ごめんなさい。無理です」
私がそう断ると無言で去った女性は
すぐに他の人に声を掛けていた。
凄いなぁ・・・
そんな事を思いながら受付に並ぶと
私の前に並んだのは小学生の女の子で
お母さんに付き添われて
一生懸命スタッフさんからの説明を聞いていて
それを見私は思わず笑みが零れた。
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kawaetsu(プロフ) - アイラさん» 好きの気持ちは人それぞれですがこれは駄目なパターンですねー (2020年5月9日 0時) (
レス) id: ce1dded106 (このIDを非表示/違反報告)
waka(プロフ) - マシュ、ナイスアイデア！！！！ (2020年5月9日 0時) (レス) id: 192bfaab8b (このIDを非表示/違反報告)
アイラ(プロフ) - なんてこと・・・好きの方向間違えてるm(。≧Д≦。)m (2020年5月9日 0時) (レス) id: e3952bffc7 (このIDを非表示/違反報告)
kawaetsu(プロフ) - wakaさん» もうSNSでも自慢出来ないですよねぇｗｗｗ (2020年5月8日 23時) (レス) id: ce1dded106 (このIDを非表示/違反報告)
waka(プロフ) - 売れないわ人に見せられないわ自慢できないわ、どうしたものかねwwww (2020年5月8日 23時) (レス) id: 192bfaab8b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：kawaetsu
| 作成日時：2020年4月18日 14時
