Chocolate addiction 08 (ページ35)

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つべこべ言います。ページ35

そんな姿をチャンミンが
見逃すはずもなく・・・

ニコニコとしながら小走りで
「こんにちはー
先生も同じ便だったんですね～」と
私とユノの間に入るチャンミン。

「あ、マシュー先生、お久しぶりです」と
キュヒョンも来た。

CM「ホテルも一緒ですし
事務所の車が迎えに来ますから
一緒に乗りませんか？」

そう出来れば楽だけど・・・
さっきからファンの視線が痛いし、
それにどこからともなく聞こえるシャッター音。
私は写ってないかもしれないけど
彼等を撮影しているのは間違いない。

そう思った私は
「これから友人と会う約束をしているので
お気持ちだけで」と断って荷物を受け取り
３人に挨拶をして空港を後にした。

タクシー乗り場で待っていると
チャンミンからの着信。

通話をタップして耳に当てると
「友人会うってそんなの聞いてませんよ！」と
チャンミンの大きな声が耳に響く。

「ほら、前に話したでしょ？
こっちに新堂さんファンの友達が居るって。
その人がお店やってるから
これから会いに行こうかと思って」

CM「俺も行きます！
ですから１度ホテルへ来てください」

「チャンミンが突然来たら相手も驚くし、
それにお店は会場の近くだから
ファンが居るかもしれないし」

CM「つべこべ言わないで
とにかくホテルに来やがれってんですよ！」

「つべこべ言うわっ！
さっきだって声掛けられて
生きた心地しなかったんだからねっ！」

CM「あれはヒョンが悪いんです！
俺が我慢してるのに声掛けるとか・・・」

「とにかくちょっと挨拶に行くだけだから
チャンミンは来なくていいからね！」

CM「い・や・で・す！
教えてくれないならそうですね、
確かお友達はカフェの店長さんですよね？
それなら会場近くのカフェを
片っ端から探しますかねぇ～」

「そんな事しても見つからないと思うよ
なんせ隠れ家的なお店らしいから」

CM「分かりました、
隠れ家カフェで探せば良いですね。
俺は有名人ですからちょーっと
その辺の人に聞けば教えて貰えるでしょ」

「しまった・・・
余計な情報を喋ってしまった・・・」

CM「さぁ、選択肢は２つです！
ホテルに来て一緒に行くか、
俺が街でマシュが居るカフェを探し彷徨い
”マシュ、マシュはどこですか・・・”と
呟いている所をSNSで拡散されるかです！
さぁ、どっち！」