Chocolate addiction 08 (ページ23)

今日:11 hit、昨日:9 hit、合計:98,009 hit

なんでいる？ページ23

「お待たせ～
どこか行ってたの？」

葵「うん、早く着いたからウロウロしてた」

「そっか。夕ご飯は何処かで食べる？」

葵「デパ地下のスイーツ食べたい♪」

「それじゃ買って帰ろうか！」

葵「やったぁ！」

葵と２人でデパ地下で夕食を買って家へ向かう。

葵「なんでエリちゃんの家の留守番してるの？」

「まぁ、色々と理由があってね。
エリちゃんちは凄く大きいから驚くよ！」

葵「エリちゃんって全国の不動産を扱ってるの？」

「全国どころか世界中だよ」

葵「へぇ、それじゃ私も頼めるかな・・・」

「葵が社会人になる時に頼んでみれば？」

葵「それより前になるかもだけど・・・」

「どういう事？」

葵「それは帰ってから話すよ」

お喋りをしながら歩いていると
あっという間に家へ到着。

葵「え？このマンション凄くない？」

「でしょ～
エリちゃんの家に着いたらもっと驚くよ
はい、到着～」

エレベータを降りると葵が
「え？２件しかないの？
マンションの中なのに
門があるんだけど！」と驚いている。

「さ、どうぞー」と玄関を開けると
何故か廊下の電気がついてる。
あれ？消し忘れて出かけたかな？
そう思いながら靴を脱ごうとすると・・・

凄く見慣れた靴がある。

しかもどう考えても男性サイズ。

これはもしかして・・・

葵は靴を見て
「これ、もしかしてチャンミンの？
ここにも来るの？」と聞いて来た。

「多分だけど、部屋に居る」と返事をする。

「え？どういう事？
同棲してるの？！」と葵。

「してないけど、でもなんで居るの？
とりあえず葵はここで待ってて」と
私は葵を玄関に残してリビングへ向かった。

ゆっくりリビングの扉を開けると
なにやらキッチンから音がする。

「チャンミン？」と声を掛けながら近づくと
そこにはエプロンを付けたチャンミン。

「Aお帰り。
今日は遅かったですね、
仕事忙しかったですか？」とせわしなく
動きながら私にほほ笑むチャンミン。

「いや、あの・・・
なんでいるの？」

CM「明日はTV局の都合で生放送が
中止になって完全オフなんで帰ってきました」

「いや、貴方の家はお隣ですよ？」

「ヤー！
恋人がこうして会いに来てるのにその言い方！
そもそも朝にメッセージ送って来た後は
何も連絡ないとか！」と自分の事は棚に上げて
喋るチャンミン。

するとリビングの扉が開く音がして
「あのぉ、入ってもいい？」と
買い物袋を持った葵が覗いていた。