Chocolate addiction 07 (ページ42)

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色違い。ページ42

仕事に集中していると
デスクの上のスマホが震えた。

相手は”チャンミン”

「もしもし？」

CM「遅くなってごめん！
これから向かうから３０分くらいで着く」

遅くなった？そう言われて時計を見れば
約束の時間はとうに過ぎた２１時ちょっと前。

「大丈夫だよ。
仕事に集中しててこんな時間なの
気が付いてなかった(笑」

CM「お弁当箱買いに行くはずだったのに・・・
もう、お店閉まってますよね・・・」

「あぁ、そうだね。
こっちに来る頃には２１時過ぎるか・・・
残念だけどまた今度の機会にしようか」

CM「嫌です！どこか開いてるお店探します！
時松さん！
今の時間にお弁当箱が売ってるお店知りませんか？」

「ちょっ、チャンミン！そんな無茶な！」

CM「無茶でもなんでも探します！
貴重な１か月限定ですから１日だって
無駄にしたくないんです！
ヒョン！ヒョンもどこか知りませんか？
マシュも思い出してください！」

どうやら時松さんの運転で
こちらに向かっているみたい。

お弁当箱ねぇ・・・
最近自分用に買ったのは
１００円ショップだったかな。

とりあえずなら
まだやってる１００円ショップか。
そういえば会社のそばに２３時まで
やってるところがあるはず。

「えぇーと、
とりあえずなら売ってるところを
思いついたけど・・・」

CM「ん？ヒョンなんです？
トンキー？確かにありそうですね！
マシュ！トンキー行きましょう！」

「う、うん。それで良いなら」

CM「それじゃあと２０分くらいで着きます。
そのくらいに会社出てください」

「了解」

チャンミンと通話を終えて帰る支度を済ますと、
”あと５分くらいで着きます”とメッセージが
来たので急いでフロアの鍵を閉め,
夜間専用の出入り口から外へ出て
会社の正面入り口の前へ到着すると
朝チャンミンが運転していた車が
停まっていて運転席から時松さんが顔を出し、
「後ろに乗ってください」と声を掛けてくれた。

後部座席のドアを開けると
チャンミンとユノが乗っていて
「お疲れ様！」と労ってくれたので
「２人も時松さんもお疲れ様です」と
声を掛けて車に乗り込んだ。

それから一番近くて駐車場のある
トンキーへ向かい
無事にお弁当箱をGET！
種類があまりなかったので
気に入ったものを買うまでの
一時的なものとして私たちは色違いの
お手頃なものを選んだ。