Chocolate addiction 07 (ページ5)

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危険な状況　(CM ページ5

マシュが言っていた
鍵を開ける様な音がした後に
「２人が無事か確認したいんだと。
いやぁ～愛されてるねぇ
ほら、さっさと”助けて”って言えよ！」と東の声。

俺が「マシュ！マシュ！大丈夫ですか！」と
声を掛けると
「大丈夫だから、もうすぐ開演時間でしょ？
心配しないでそっちに集中して。」とマシュの声。

少なくとも会話が出来るくらい
元気ではある事は確認できた。

ホッとしたのもつかの間、
「けなげだねぇ～
自分の事より２人が大事か。
それじゃ・・・」と言う東の声の後に
何かが倒れる様な大きな音と共に
「はーん、ここまでされても
心配させまいと我慢するんだなぁ～」
と言う東の声。

その音の正体はすぐに見当がつく。
東がマシュに暴力を振るったんだ。

ヒョンも分かったようで
俺達はマシュの名前を必死で呼んだ。

それに対して東は
「聞こえました？
早く指定した条件の準備をしてくださいね。
そうじゃないと彼女、生きて帰れないかもですよ？
それじゃ、またライブが終わったころに
連絡しますね～ハハハハハー」と通話を切った。

YN「A・・・」

刑事「これは危険な状況です。
人質が反抗していないし、
要求も了承しているのに危害を加えています。」

「ど、どうすればいいんですか・・・」
情けないけど頭の中が混乱して
どうしていいか分からない。

刑事「詳細な場所までは分かりませんが
今の通話で最寄りの基地局は分かります。
そこから場所を特定しましょう。
森の中で歩いては逃げられないと言われた
そうですからそれも手掛かりです」

YN「Aをお願いします」

時松「２人共準備の時間だ・・・
もしこれからまた連絡があったら俺が対応する。」

YN「俺達も対応できる時はするから！」

CM「マシュをよろしくお願いします！」

YN「チャンミン行こう」

俺達は控室を出てライブの準備に向かった。

こんな事をした奴を俺は絶対に許さない！

マシュ、無事でいてください・・・。