Chocolate addiction 07 (ページ40)

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お下がり。ページ40

「これなに？」

CM「カバン。
結局昨日買わなかったし、
さっきクローゼットでこれが目に付いて
マシュが昨日買えなかったブランドと同じだし
形も似てるかなって。
今は使ってないんでお下がりに
なっちゃうけど良かったら使って？」

「いいの？」
丁度、昨日鞄を買わなかったことを
さっき後悔していたところだった私は
渡された袋を開けた。

中には昨日売れてしまった鞄によく似た
同じブランドの大き目なワンショルダーバッグ。

「わぁ、これいいね！
昨日のより私が欲しい形だ」

CM「それは良かった。
それはあげますよ」

「いいの？」

CM「遠慮しないところを見ると
本当に気に入ったんですね。
俺は数回しか使ってないですから
鞄も使って貰ったほうが喜びますよ」

「本当に？
ありがとう～♪
凄く気に入った！」
私は早速荷物を詰め替えて鞄を背負う。

「どう？似合う？」

CM「本当に気に入ったんですね(笑」

「いやぁ、久々にこんなに気に入る
デザインに出会ったよ！
お前、良くチャンミンに買ってもらった！
そして私のところに来てくれた！」と
鞄に話しかける。

CM「なんでしょう、そこまで喜ばれると
手放すのが惜しくなりますね(笑」

「え？やっぱり返す？」

CM「いえ、それはもうマシュのものですよ」

「大事にするね！」

CM「病院は何時からですか？」

「１０時に予約だから９時過ぎには出掛けるよ
チャンミンは？」

CM「午後からです。
病院はどこですか？」

「チャンミン達と同じ病院だよ」

CM「それならここから車で１５分ですね。
送っていきますよ」

「え、いいよ～タクシーで行くし」

CM「俺が送りたいんです」

「それじゃお願いしようかな」

CM「渋滞すると困るので
早めに出ましょうか」

「うん、私はいつでも大丈夫」

CM「それじゃ上着と車のキー取ってきます」

「あっ、ユノに朝食持っていって！」

チャンミンが戻ってきて２人で駐車場へ。

CM「さ、乗ってください」

チャンミンは助手席のドアを開けてくれた。

「隣で大丈夫？」

CM「大丈夫でしょう。
でも、一応駐車場から出るときは屈んでください
ファンがいるかもしれませんから」

「分かった」

CM「それじゃ出発します」

「おねがいしまーす♪」

こうしてチャンミンに病院まで
送ってもらう事になった。