Chocolate addiction 07 (ページ21)

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鍵を掛けたはず・・・ページ21

バスルームで
コウさんに貰った洋服を見ると
明日の洋服と下着が入っていた。

さすがにパジャマはないか・・・

そういえばホテルには備品で
パジャマってあるよね？

そう思った私は部屋に戻り
パジャマを探した。

CM「何してるんですか？」

「パジャマがないかと思って。」

チャンミンは
「ここじゃないですか？」と
クローゼットを開け「ありましたよ」と
私に差し出した。

「ありがとう」とそれを受け取ったけど・・・
残念ながらパジャマは長袖で
ギブスをした腕は入りそうもない。

パジャマを広げ困っている私を見て
「それじゃ着られませんね。
俺のノースリーブのシャツなら
着られますよね？」とまたもや
鞄の中からキレイに圧縮された
シャツを取り出したチャンミン。

「でも、チャンミンの着る分が
なくなっちゃうよ？」

CM「別に肌着なんてなくても大丈夫です。
それよりマシュはこれを着ないなら
下着姿で俺と寝ることになりますよ？
まぁ、俺は大歓迎ですけどね～」

「貸してください・・・」

CM「はいどーぞ！
あっ！マシュ！」

「なに？」

CM「その腕じゃ
髪の毛洗えなくないですか？」

「うん、洗えないけど
コウさんが明日、東京帰ったら
お店で洗ってくれるっていうから
今日は我慢する」

CM「俺が洗ってあげますよ。
オプションでドライヤーも可能です」

「いやいや！遠慮します！」

CM「バスローブ着てカラの浴槽に
入って頭だけ出せば洗えます！
ほら、さっぱりしたいでしょ！
行きますよ！」

「いやいや、大丈夫だって！」

チャンミンに強制的にバスルームへ連行されて
「はい、バスローブはこれです！
着替えたら声を掛けてください」と
いなくなるチャンミン。

チャンミンに洗って貰うとか無理！
私は速攻でバスルームの鍵を掛け
急いでシャワーを浴びた。

体は洗えた。
髪の毛は・・・
チャンミンがしっかり防水対策してくれたので
慎重に片手でやれば出来そうだ。

よし！やってみてダメそうなら
すぐに辞めよう！
そう思ってシャンプーを手に出した時・・・

「なんで、１人でやってるんだ？お？」と
鍵を掛けたバスルームに何故かチャンミン。

「え・・・」

驚いて固まっている私なんてお構いないしに
シャワーブースに入ってきて
「俺は気にしないですけど
恥ずかしいならほら！」と私の体に
バスタオルを巻くチャンミン。

そして「ほら上向いて！」と
有無を言わさずに髪の毛を洗い出した。