Chocolate addiction 07 (ページ2)

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誘拐確定。　(CM ページ2

時松さんが部屋を出ていくと
「俺達はライブの準備をしよう」とヒョン。

「マシュが行方不明なんですよ？
それどころじゃないでしょ！」

YN「チャンミンの気持ちは分かる。
だけど俺達にはどうする事も出来ない
情報が何もない今、
出来るのはライブを無事に終える事だ。」

「でもっ！」

YN「俺だって心配だよっ！！！！
すぐにでも探しに行きたいさ！！！
でも、それが出来ないのも分かってるだろ！
それに俺達がライブを投げ出して
Aを探したって彼女は喜ばない。
辛いとは思うけど俺達に出来る事をしよう。」

「ヒョン・・・」

結局なにも分からないまま
リハが再開されて俺達は周囲に
マシュの事がバレない様に平静を装った。

リハを終えてダンサーさん達に
ランチに誘われたけど俺達はそれを断り
控室へ戻ってきた。

すると控室の扉に封筒が挟まっていて
扉を開けた瞬間にそれがひらりと床に落ちた。

あて名は
”親愛なる東方神起様”
俺はそれを拾い控室へと入った。

中には時松さんと警備員さん、
それに見知らぬ男性が2人。

「何か分かりましたか？」とヒョンが尋ねると

「スマホのＧＰＳは
部分的だけど受信できた。」と時松さんは
タブレットを俺達に見せた。

そして見たこともない男性が
「初めまして○○署の刑事部の～」と
自己紹介をしてきた。
時松さんが通報して
今ここへ来ていると言う事だった。

YN「警察って事はAはやっぱり・・・」

刑事「事情は聴きました。
状況から誘拐だと思われます。」

「でも、こんなに少ない情報で
誘拐だと断定するんですか？」

刑事「こちらを見てください」
刑事さんは１枚の写真を俺達に見せた。

そこには車の中で手と足を縛られて
目隠しをされた女性が映っていた。

「マシュ？！」

刑事「この写真は高速道路の
サービスエリアで撮影されたものです。
通報を貰う前に怪しい車がある。と
通報が２件ありまして
写真はその通報者が撮影したものです。
時松さんに確認してもらいましたが
川原Aさんで間違いないですか？」

「間違いないです。
このスニーカー俺とお揃いなんです」
俺は履いているスニーカーを刑事さんに見せた。

刑事「やはり確定ですね。
GPSの記録でもこのサービスエリアに寄った
記録が残ってました」