Chocolate addiction 07 (ページ9)

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交渉成立　(CM ページ9

東「ボ、ボス？」

「そうです、大久保さんに代わって下さい」

相手はいきなり名前を呼ばれて動揺している。
これで大久保さんに繋がればマシュの安全は
保証されたようなものだ。

東「なんで、お前が指図するんだよ！
こっちから連絡するまで待て！」
そう言って通話は切られてしまった。

YN「切られた・・・」

時松「犯人を刺激しただけになったんじゃないか？」

「いいえ、必ず電話は掛かってきます」

＝＝数分後＝＝

俺の予想通りに電話は掛かってきた。

「もしもし？」

？？「大久保です。」

「条件は聞いてもらえましたか？」

大久保「随分と大胆ですね」

「えぇ、相手が分かっていますからね。
それにこれ以上事を大きくしたくありませんし。」

大久保「さすがチャンミン。」

「今なら俺達と事務所で内密に
処理を出来る範囲です。
それに川原さんも馬鹿じゃないですから」

大久保「そうですか・・・
それじゃそちらの条件を飲みましょう。
ただし！」

「ただし？」

大久保「分かっていると思いますが
警察なんかに通報したら
大事な彼女の命は保証できませんよ？」

「そんな事ですか？
警察に言うつもりならこんな条件を
俺達は出しませんよ。」

大久保「だろうな。
それじゃぁ、詳しい事はまた連絡する」

「はい、お待ちしています」

こうして大久保さんとの交渉は終わった。

YN「あんな事言っていいのか？
すでに警察は動いてるんだぞ！」

「動いてるのに気が付いてないんですよ？
ならばこれからも気がつかせなければ良いだけです」

時松「そんな事出来るか？」

「出来るか？じゃないんです
やるしかないんです！」

マシュ、必ず助けますからね！