友人として。 ページ32
両手が塞がっているので
小さな声で
「チャンミン開けて」と声を掛けると
すぐに扉は開いた。
CM「ここに置いてください」
指定されたナイトテーブルにカップを置き、
ポケットからお菓子を取りだす。
すると
「お菓子まで持ってきたんですか？
それもこれって・・・」とチャンミン。
「そう、チャンミンのお土産だよ。
貰ったのは全種類コンプリートするつもりだったから
こっちで仕事の合間に食べようと思って
持って来たんだ！」
CM「で、この飲み物は？ココア？」
「マシュ特製
”ほろにがHOTチョコミルクですっ！」
CM「こんな遅くに甘いものを・・・
だからマシュは丸いんですね」
「ほら、ホットミルクは寝る前に飲むと
良く寝られるって言うし！」
CM「たまには良いですかね」
「そうです！たまにはいいんです！
で、何を話す？」
チャンミンが自分が座っているベッドの
横に座れと合図してきたのでそこへ座った。
CM「マシュ、俺は頑張ってるつもりです。」
「つもりじゃなくて
凄く頑張ってると思うよ」
CM「でも、足りてないんです」
「そうかな？」
CM「今日のフライングは何とか成功しましたが
やっぱり怖かったですし、
トロッコも柵を頼りにする事は出来ませんでした」
「それは仕方ないと思う。
少しづつ慣れて行くしかないよ。」
「それでは駄目なんです。
少しづつ元に戻るとしたら
今、観に来てくれる人達には完璧な姿は
見せられてないって事です。
だからもっと頑張らないといけないんですけど
俺自身は頑張ることに限界を感じてもいるんです。
頑張りたい自分と、もう無理だと言う自分がいて
どうしたらいいか分からないんです。」
そう話しながら弱りきった表情で
床の絨毯を見つめるチャンミン。
私達は出会ってまだ数ヶ月だけれど
その期間には普通ではない出来事が多々あった。
だから普通の友人同士よりもお互いのことは
理解しているのではないかと思うし、
友人としてならばホジュンよりも
チャンミンの方が私生活の事は
お互い知っている。
そんな友人がとても弱っている。
それじゃ今、私がしてあげられる事は何？
今の彼には何が必要？
仕事への叱咤激励？
精神的な味方？
ただ話を聞いてあげる人？
私の足りない脳みそで
何か最善か悩んでも結論はすぐに出そうも無い。
うまく纏められないけど
少しでも彼の気分が晴れればと思い
私は彼に返事をする。
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kawaetsu(プロフ) - hannaさん» コメントありがとう御座います！謎は…早く解きたいっ！（笑 (2019年11月18日 11時) (
レス) id: ce1dded106 (このIDを非表示/違反報告)
ひよ(プロフ) - 更新ありがとうございます。わくわく、こういう謎解きってわくわくします。 (2019年11月17日 17時) (レス) id: 532cbc9d20 (このIDを非表示/違反報告)
hanna(プロフ) - kawaetsuさん» ありがとうございます!!確かめたかっただけなので、大丈夫です。このお話の人間関係が好きなので、これからも楽しみにしてます(^^) (2019年11月14日 17時) (携帯から) (レス) id: 0447c67cc4 (このIDを非表示/違反報告)
kawaetsu(プロフ) - せいさん» お待たせしましたー (2019年11月14日 17時) (レス) id: ce1dded106 (このIDを非表示/違反報告)
kawaetsu(プロフ) - makimakiさん» 楽しいなんて言って頂けて光栄です♪ (2019年11月14日 17時) (レス) id: ce1dded106 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：kawaetsu
| 作成日時：2019年11月10日 15時
