分かるけどさぁ〜 ページ3
私の抗議に一瞬驚いた後、
警備員が逃げられないようになのか
私の腕を掴んだ。
あぁ、我慢してたけどこの２人むかつくわ！
私がここに来てまだ１０分も経ってないし、
ちゃんと事情も話したし聞かれた事には答えたのに、
鍵を渡して外に出ろだって？
もう少し待ってみてもいいんじゃない？
「こちらに来なさい！」と腕を掴んだまま
私をエントランスの隅へ引っ張って行く警備員。
コンシェルジュは何処かに電話をしている。
警察にでも通報しているのだろう。
いくら不審者だからって
ちゃんと受け答えしてる人間に対して
この仕打ちはないでしょ！
そもそも私は不審者じゃないし！
そうだよ、私はちゃんとここの住民の
チャンミンの言う通りにしてるだけで何も悪くない。
だけど私を不審者だと
決め付けている警備員は
ブツブツと私に説教をしてくる。
私だって黙っちゃいない。
「警備員さん、
これでもし、私が本当にシムさんの
知り合いで鍵も預かったものだったら
どうするんですか？」
警備「まだ、そんな嘘を？
困るんだよね〜そういうの！
鍵はどこで入手したか知らないけど
これは家宅侵入罪って言って
立派な犯罪だからね！」と掴んでいる腕を
さらに強く掴んで来た。
そして私がチャンミンに電話しようと
スマホをポケットから出すと
「通報したので警察が今来ます。」と
コンシェルジュにスマホを取られてしまった。
もう、本当にチャンミンは何をしてるの！
「私が何をしたって言うのよ・・・」
チャンミンとコンビニで別れてから３０分。
通報で駆けつけた警察官に
私はエントランスの隅で事情聴取をされていた。
「なんで身分を証明できるものを持ってないの？」
「こんな時間に男性の友人の家に用事が？」
「シムさんに連絡できるかな？」
正直に説明してはみるものの、
これは最悪今晩は警察にお世話になるのか・・・
そう諦めた時だった。
「マシュ！どうしたんですか？
サセンに何かされましたか！！」と
チャンミンが私の元へ走ってやって来た。
「チャンミ〜ン〜」と
私は力なく彼の名前を呼んだ。
これでどうにか潔白を証明できそうだ。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 287人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「東方神起」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
kawaetsu(プロフ) - 神鹿さん» コメントありがとう御座います！あれです、ドキドキさせられるように頑張ります！（笑） (2019年6月9日 12時) (
レス) id: ce1dded106 (このIDを非表示/違反報告)
神鹿(プロフ) - 読ませて頂いてます。話の展開にドキドキしてます。 (2019年6月9日 12時) (レス) id: 874191ca7a (このIDを非表示/違反報告)
kawaetsu(プロフ) - のんさん» コメントありがとう御座います！なんですかね、まだ出会って１日目だと言うのに色々巻き込まれ過ぎです（笑 なるべく更新頑張ります！ (2019年6月9日 11時) (レス) id: ce1dded106 (このIDを非表示/違反報告)
のん(プロフ) - 初めまして。お話し段々と盛り上がってきて、毎日読むのが楽しみです♪ (2019年6月9日 8時) (レス) id: 63f2fb5c44 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：kawaetsu
| 作成日時：2019年6月3日 19時
