お邪魔します。 ページ49
「悪者？」
CM「そうですよ、
マシュが言うとおりに
コンビニまで送ってもらって
俺が１人で宿舎に帰って
マシュがネカフェに行ったら
ヒョン達はどう思いますか？」
「鍵を忘れるなんて
Aは馬鹿だなぁ〜とか？
あっ！閉め出してごめん！かな？」
CM「はぁぁ〜、分かってないですね。
答えは、
”チャンミンはAをなんで１人で
ネカフェになんて行かせたんだ！
しかも自分は宿舎に帰るなんて！”です。」
「私が宿舎に行くのを拒否したと
説明すればいいのでは？」
CM「そんな説明しても
ユノヒョンは
”それでも説得すべきだ！！”って
俺に殴り掛かりますね。」
「な、殴りかかる？！」
「ユノヒョンは普段は温厚ですが
怒らせると怖いんです。
深夜に１人でネカフェに行かせたなんて知ったら・・・」
そう言いながら身震いをするチャンミン。
今ある選択肢としては
・宿舎にお邪魔する
・ネカフェに２人で行く
この２つだ。
そうなると私がお邪魔するしかないよね。
そう判断した私は
「それじゃ、
チャンミンが殴られるのは見たくないし、
ネカフェに２人で行くのはリスクがあるから
宿舎にお邪魔していい？」と彼に聞くと
「いいですよ！
じゃぁ、風邪引かないうちに
早く行きましょう！」と急にご機嫌になり、
私の背中を押しながらエレベーターへと向かった。
エントランスに到着すると
「では、
コンビニまで案内してください。」とチャンミン。
我が家からコンビニまでは歩いて３分。
２人並んで歩き始めると
「鍵を渡しますから
マンションのエントランスに先に入ってください。
２人で入るのを見られると面倒なんで」と
鍵を差し出したチャンミン。
「でも、チャンミンの鍵は？」
CM「大丈夫です、暗証番号で入れます。
エントランスホールに椅子がありますから
そこで待ってて下さい。
もし、コンシェルジュに声を掛けられたら
鍵を見せて”シム・チャンミンの知り合い”と
言えば大丈夫です」
コンビニに到着すると
「マンションはあそこです。
行き方は分かりますか？」とチャンミンは
少し遠いところに見える大きなマンションを指差した。
「大きい池のある公園が
横にあるマンションだよね？」
CM「そうです。丸池公園の隣です」
「なら行ける」
CM「じゃぁ、俺はコンビニで時間を
潰してから行きます。
何かあったら電話してください」と
電話番号を交換して私達は一旦別れた。
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作者名：kawaetsu
| 作成日時：2019年4月24日 18時
