Chocolate addiction (ページ27)

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察して！！ページ27

ひとみんが大問題を起こしたのは
ある日の夕方。

突然、東方神起からライブ当日の午前中に
システム開発の進捗と説明を聞きたいと言う希望され
資料を作らなければならなくなり
リーダーであるユミと私、
それに補佐のホジュンで残業する事になり
私は息抜きにコンビニへ向かった。

到着すると入口で何やら
女性数人の興奮したような大きな声と
その周囲に人だかりが出来ていた。

なんだろう？と思いながら近づくと
そこには興奮して何を言っているか分からない
ひとみんと背の高い男性が居て
それをスマホで撮影しているひとみんの同僚達。

芸能人かな？と男性の顔を見ると・・・

チャンミンさん！？

あぁ、どういう状況か分かりましたよ。

チャンミンさん→お酒を買いに来た
ひとみん→偶然チャンミンに出会う。
　 →興奮して声を掛ける←現在
チャンミンさん→いきなり絡まれ周囲にバレた。

私はユノの友達として仕事のクライアントとして
そして迷惑を掛けているひとみんの同僚として
チャンミンさんを助けないといけないと思い
人だかりを掻き分けてチャンミンさんの前へ出た。

そして深々とお辞儀をした後、
「お待たせしてすみませんでした。
マネージャーさん達もまもなく
到着されるのでこちらへ！」と声を掛けた。

これは掛けだ。
ユノなら私の事を知っているから
察してくれるだろうけど
チャンミンさんはあの公園で会っただけ。

ユミ達が言うように私が個性的で
チャンミンさんが覚えてくれていたら
察してくれるはず。

さぁ、どうするチャンミンさん！

結果は・・・・

「気にしないで下さい。
僕こそ１人だけ迎えに来て頂いて
申し訳ないです。」とチャンミンさん。

チャンミンさんさすがです！
これでこの状況から脱出できる！と思ったら・・・

「川原さん！どこ行くの？
会社？会社よね！
私が案内する！」とひとみん。

私は「結構です！
今井さんはプロジェクトメンバーじゃないし、
そもそも騒いでチャンミンさんに
ご迷惑掛けたんだから
まずは謝ったらどうですか？」と返事をして
「うちの社員が申し訳ありません。
謝罪はこの後改めてさせて頂きます。
では、参りましょう」と
チャンミンさんと会社へ向かった。