なんで？どうして？ (CM ページ25
迷宮に迷い込んだ翌日、
(決して迷子ではないです。)
昼過ぎに宿舎に帰ってくると
そそくさと着替えを済ませユノヒョンは
ホジュンヒョンのところへ出掛けていった。
俺は昨日苦労して買ってきたお酒とおつまみを
テーブルにセッティングしてのんびりと映画鑑賞。
いつの間にかソファーで寝てしまい、
目が覚めて時計を見れば21時過ぎ。
さすがにアルコールとおつまみだけでは
お腹が空いてきた。
冷蔵庫を開けてみるけど入っているのは
大量のお酒だけ。
「コンビニでも行きますか・・・」
買い物を済ませてお店を出ると
「送ってくれてありがとう。
帰ったら連絡するね♪」と
聞きなれた声が聞こえた。
その声のする方向を見るとそこには
ユノヒョンと見知らぬ女性が１人。
ホジュンヒョンの彼女かな？
そう思って俺も挨拶をしようと近寄ると
その女性はなんとマシュマロさん。
突然のマシュマロさん登場に
思わず声を掛けるのをためらった。
ヒョンと居るという事は
マシュマロさんがホジュンヒョンの彼女？
いや、確か彼女はスレンダーな美人だったはず。
俺は声を掛けるのは辞めて
ヒョンに気付かれないように宿舎へと向かった。
ヒョンは新しい知り合いが出来ると
すぐに会話に登場するから分かりやすい。
でも、マシュマロさんに該当するような
女性の話は聞いたことが無いけどさっきの様子からして
連絡を取り合うほど仲が良いみたいだ。
そもそも、今日はホジュンヒョンとその彼女に
会うって言ってたのに
実際に一緒に居たのはマシュマロさん・・・
なんで？どうして？
そんなことを考えながら歩いていると
ヒョンが背後から声を掛けてきた。
しまった！俺が見てたのバレた？
一瞬焦ったけど
(そもそも焦る必要もないんだけど)
俺を見つけてさっき追いかけたと
ヒョンが言うので安心した。
宿舎に帰ってからも
ヒョンとマシュマロさんの関係が気になって
仕方がなかったけど
いつもなら
”あの女性は誰ですか？”と
聞くんだけど今回は何故か出来なかった。
マシュマロさんはヒョンにとって
特別な存在なのかもしれない。
だから俺にも話さないのかも・・・
そんな事を考えてしまった。
でも、それ以上に何故か
マシュマロさんをヒョンに
取られたような気がして少し淋しくなった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 300人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：kawaetsu
| 作成日時：2019年4月24日 18時
