救世主。 (CM ページ16
はぁ、喉が渇きましたね。
どこかに自販機・・・って
飲み物ならいっぱい持ってました(笑
少々行儀は悪いですがビールを飲みますか。
さすがにここまでは追いかけて来ないでしょうし。
それにしてもここは何処ですかね？
しつこかったから結構移動しましたよ・・・
まっ、現在地なんてスマホで調べてナビで帰ればいんです。
そんなことを思いながら
スマホを取り出すとなんとバッテリー切れ・・・
でも、大丈夫です！
こんな事で俺はパニックにはなりませんよ？
宿舎の住所は分かります。
それに俺は日本語がそれなりに出来ます。
お金は・・・
現金はさっき使っちゃいましたけど
カードがあるのでタクシーで帰ればいいんです。
ほら、何も焦る事なんてありません。
ビール飲んだらタクシーを拾えそうな道に移動しましょう。
こうしてビールを飲み終えて歩き出したけど・・・
どこまで行っても住宅街の細い路地。
道を聞こうにも人どころか野良猫すら通りません。
かれこれ１０分くらい歩いてます。
と、とりあえず今の状況を整理しましょう。
それにはゆっくり考えられる場所に・・・
で、結局初めに来た公園に逆戻り。
公園に戻るのに３０分掛かったのは内緒です。
スマホを確認しても画面は真っ暗。
せめて人でも通ってくれれば道も聞けるのに。
それにしてもこの町はなんなんですか！
狭い道ばかりで曲がりくねって
やっと抜けたと思ったら結局同じ道！
あれか、俺は迷宮に迷い込んだのか。
そうだきっとこれは異次元の世界に・・・
そんなわけないです！
しっかりしろシム・チャンミン！
とりあえずちょっと休憩したら
今度は反対方向の出口から行ってみよう
そう思っていると公園に１人の女性が入ってきた。
買い物帰りだろうか、両手に大きなスーパーの袋を下げている。
これはチャンスだ！
そう思った俺はその女性に声を掛けた。
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作者名：kawaetsu
| 作成日時：2019年4月24日 18時
