Cigarette love 05 (ページ8)

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苛立ち。　（YN ページ8

自宅に帰った後
少ししたらAの
ところに行こうと思っていたけど
昨日からの寝不足で
リビングのソファーで眠ってしまった。

目を覚ますと
キッチンでは千代が夕飯を作っていて
時計を見ると２０時過ぎていた。

でも、Aの姿はない。

「千代、A遅くない？」と聞くと
「今日誰かと食事してくるみたいよ
ユノ聞いてないの？」と千代。

「聞いてない」
いつもならLINEか電話で連絡してくるのに。

「Aが連絡してないなんてめずらしいね」

「誰と、出掛けたの？」

「知らな～い、
知り合いって言ってたよ」

「男だったりして」とチャンミン。

「そうだとしても男友達だよ(笑」と千代。

男友達？俺に連絡もしないで？

俺はすぐに彼女にLINEをした。
でもLINEは既読になるけど返事はなし。

イライラしながら返事と帰りを待ったけど
２３時を過ぎても電話も出ないし、
LINEの返事もない。

何度も電話をしていると
日付か変わる少し前にAが
やっと電話に出た。

「いまどこ？迎えに行くから。」と聞くと
彼女は「実家。」とだけ答えた。

実家？
知り合いと食事に行ってたんじゃないのか？

俺は心配とイライラで
「実家行くなんて聞いてない！
それに実家だったら連絡くらい出来るだろ！
お前さ、今日はなんなの？
俺が話しかけても無視だし、
何にも言わないで実家帰るし
電話は出ないし。」とAを責めてしまった。

それに対して彼女は無言。

「話し聞いてんの？
それとも話したくない程俺の事が嫌なのか？」

「ごめん、そういう訳じゃ・・・」

「じゃぁ、何？」

「・・・」

返事が無い事にさらにイライラは募り、
「分かった、もういいよ」と俺は電話を切った。