Cigarette love 05 (ページ6)

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見学。　（YN ページ6

その後は
撮影日時などの打ち合わせが行われ、
それが終わると園長先生から
「園内を見学しますか？」と提案されて
俺達は見学をする事にした。

「ここが、５歳クラスで〜」と
園長先生が案内してくれる。

「お子さん達、少ないですね」とチャンミン。

「今はお散歩に出掛けていて
残っているのは登園が遅かった子と
体調の関係でお留守番の子ですね」

クラスを覗くと先生達が驚く。
そのたびに俺達は軽く会釈をした。

颯太のクラスもお散歩に出ていて
ほっとしたような
がっかりしたような気持ちになる。

「ここが１歳クラスで〜
散歩で誰もいないわね、
良かったらお部屋入ってみます？」と園長。

「はい、是非！」と俺は返事をした。
Aのクラスだ

「この部屋から続いている部屋が食事室で」と
引き戸に付いた大きなガラス窓から隣を覗く。

部屋の中には小さなテーブルと
イスが沢山並んでいた。

「小さくて可愛いですね」と俺が言うと
チャンミンが俺の腕をつつき、
部屋の奥を指さした。

そこには先生用の木製の大きな机に
向かって何やら作業をしている人の後姿。

Aだ。

彼女は後ろを向いているので気が付かない。

「なにしてるんですかね」とチャンミン

「多分、バースデーカードを
作ってるんだと思いますよ、覗いてみます？」

「いや、
お邪魔になっては悪いのでやめておきます」と
俺は園長先生に伝え
その後は０歳クラスにも行ったが
千代はお散歩でいなかった。

一通り見学し、応接室に戻ってきた。

応接室では副園長と宮野さん、
時松さんが談笑していた。

「園長先生、そうちゃんパパと川原先生が
お知り合いなのはご存じだったと思うんですけど、
時松さんと大野先生もお知り合いなんですって」

「まぁ、そうなの？
世間て狭いわね～
じゃぁ、東方神起のお２人も
彼女達とお知り合いなのかしら？」

予測通りの質問が来たので
「いえ、僕達はお会いした事はないんです。
宮野さんとマネージャーに
知り合いが勤めているとはこの企画が決まって
聞いてはいたんですが」と俺。

「是非、お会いしたいですね」とチャンミン。

その後も応接室で雑談をした。