Cigarette love 05 (ページ31)

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スイートルーム。　（YN ページ31

到着したのは
都内でも有数のホテル。

ここならば、
外部に情報が洩れる事もないだろうと
時松さんが予約をしてくれた。

キーを受け取り皆で部屋へ。
到着したのはスイートルームで
A達は部屋の豪華さに驚いていた。

Aの手を引き俺は中に入り、
まだ誰も夕飯を食べていないと言うので
デリバリーを頼み食事をしながら、
倉城について話す。

「戸籍も顔も変えてるなんて・・・」

Aはその事実に驚愕し、
その表情は怯えきっていた。

俺は彼女を自分の方に引き寄せ
「大丈夫、俺が守るから」そう伝える。

千代からは今週の保育園の収録の話が出た。
それに関しては対策を考えてある事と
場合によっては中止も考えていると説明した。

「それだけ対策すれば大丈夫だね！」と
千代は安心したようだ。

「最大の問題はAと千代の事ですね」と
腕組をしながら悩むチャンミン。

その後も時松さんに倉城対策として
彼女達の引っ越しなど(一時的に下のフロアへ)
色々な事を決めた。

A達は初めは戸惑っていたけれど
倉城の異常ともとれる行動を目の当たりにした事で
俺達の提案した事に納得し、賛成してくれた。

そして時松さんを除く俺達４人は
そのままホテルに宿泊した。

翌朝、Aは職場に休みの連絡をする。

「ごめんな」と俺が謝ると
「うん、大丈夫。
代理がいれば大丈夫だから！
それとあーさんが、
お返しはユチャ邸でオールナイトね！だって」と
俺にスマホの画面を見せる。

あーさんの微妙なスタンプを見て俺が笑うと
Aも笑った。