Cigarette love 05 (ページ21)

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ごめんと、これから。　（YN ページ21

仕事も終わり自宅に向かう車の中で
「まだ起きてる？」とAに連絡をする。

「起きてるよ、もう少ししたら寝るよ」

「これからそっち行ってもいい？」

「いいよ」返事が来た。
その時にすでに俺は彼女の家の前にいた。

チャイムを鳴らすと彼女が顔を出し、
家の中に入るように言う彼女を俺は抱きしめ
「ごめん」と謝ると
「ううん、私こそごめんね」と彼女。

「Aにずーっと会いたかった」
俺はAの額にキスを落とす。

「ユノ・・・」

俺は逢えなかった時間を埋める様に
額から耳元、首筋へとキスをした。

「ちょっと、ユノ・・・」
Aは俺から離れようとしたけど
「もう少しこのままで」と
俺はさらに抱きしめる腕を強めた。

ソファーに２人で座り
俺は倉城さんの事や数日間
連絡をしなかった訳などを説明した。

「うん、ユノがそう言うのなら信じるよ」とA。

「本当に？」と俺は彼女の顔を覗きこむ。

「本当に信じるよ」

「今日、泊ってていい？」

「どうしようかなぁ～？」

「Aの意地悪(笑」

あっという間に今まで通りの２人に戻る。
それもAが俺を信じてくれたからだろう。

翌朝、
Aは休みなので彼女を起こさない様、
そっと出掛けた。

LINEで今日は遅くなると連絡を入れると
昼前には「分かった、お仕事がんばってね♪」と
返事が来ていた。

仕事を終え、事務所にチャンミンと向かう。
昨日、チャンミンが時松さんに
大体の事は話してくれていた。

３人で会議室で話し合う。

俺は
「ご迷惑をおかけして申し訳ありません」
とまずは謝った。

「いや、こちらこそ申し訳ない」と時松さん。

「どういう事です？」とチャンミン

「実は、チャンミンから話を聞いて
倉城萌の事を調べたんですが
彼女は東方神起のファンで以前
ライブ会場でトラブルも起こしてました」

ライブなどのメンバーには
東方神起のファンは基本採用しない。
書類審査の時点でファンクラブに
入会しているか確認をする。

「でも、書類審査でもその後の審査でも
大丈夫だったんですよね？」

「それがですね・・・」

この後、俺とチャンミンは
衝撃的な事実を知ることとなった。