Cigarette love 05 (ページ12)

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４日ぶりの返信。ページ12

翌朝、
いつものように
スマホのアラームがなり
それを消した時にLINEが来ている事に気づく。

ユノからで
「今日は家にお客さんが
泊ってるから朝食はいらない。」と言う内容だった。

やっぱり泊ったのね。
きっと千代にも連絡が行っているだろう。

私はコーヒーを入れ朝の情報番組を見る。
気が付けば家を出る時間になり
私は慌てて家を出た。

職場に着くと主任から
１枚の紙が手渡された。

”撮影同意書”だった。
放送が発表になるまでは撮影の事は他言しない事
本人達の承諾のない写真、動画撮影は禁止。
SNS等への投稿も禁止などの同意を求める書類だ。

そうか日程が決まったんだ。
日程は来週の水・木だった。

さらに詳しい撮影内容は
明日、スタッフさんから
園のホールで説明があるらしい。

憂鬱になりながら
私はその書類にサインをした。

午前の仕事を終え家へ。

エレベーターで家の階へ着くと
目の前にはエレベーター待つ昨日の女性とユノ。

彼女は私を見るとユノの腕に腕をからませ
まるで恋人の様だった。

ユノと目が合う。
彼は何かを言おうとしたけど
私は「こんにちは」と笑顔を作り
彼等に挨拶をしてその場を後にする。

女性が「ご近所さん？」と
聞いている声が聞こえた。

私はきちんと
笑顔を作れていただろうか？
そんな事を考えながら家に帰った。

夕方の仕事中に千代のクラスに寄り
今日は体調が少し悪いので
夕飯はパスすると伝え
仕事を終えて家に帰ると千代とチャンミンから
体調を心配するLINEが来ていた

私は「ありがとう、大丈夫」と２人に返す。

ユノからは朝のLINE以外は来ていなかった。

あの女性の態度を見るに
２人は友人以上の関係なんだろう。

私はユノに裏切られたとか
悔しいとか寂しいとかそういう事よりも
何故か今後の自分の身の振り方
ばかりを考えていた。

そして
「自分で招いた結果がこれ。私が悪いんだ」
そう心の中で繰り返していた。