預かる。 ページ39
先ずはアキちゃんの叔母さんに挨拶から。
保護した翌日にお隣さんのチャイムを鳴らすと
寝間着姿の女性が出てきた。
昨晩の事と私とアキちゃんの関係を説明すると
叔母さんはめんどくさそうに
「兄さん夫婦とそんなに親しいならあの子を引き取ってよ！
遺産が貰えると思ったら弁護士が〜」と
ダラダラと語り出した。
要約すると
アキちゃんを引き取れば遺産を貰えると思ったけど
ご両親の遺言で毎月決まった金額しか貰えないし
同居してる男性も遺産が貰えると思ってOKしたけど
今はアキちゃんの存在が邪魔だと言っているとらしい。
その話を聞いたときに憤慨するとかそういう気持ちよりも
"これもしかして
私がアキちゃんを引き取れるのでは？"と思ってしまった。
とりあえず叔母さんには
アキちゃんをたまに我が家に呼んでもいいか？と聞くと
「そんなにあの子が気になるならあんたが面倒みてよ！」と
キレ気味に言われたので思わず
「はい、面倒見ます！
なんなら今日から預かります！」と答えた。
その返事に叔母さんは一瞬驚いたけど
私はこれ幸いと
「面倒は見ますが私は法的に保護者ではないので
何か預かると言う証明が欲しいので一筆お願いします。
今、書くもの持ってきます！」と急いで自宅に戻り
叔母さんに私がアキちゃんを預かる事を了承する事と
サインを書いて貰った。
「ではアキちゃんを今日からお預かりしますね！」
「シッター代なんて払わないわよ？」
「そんなもの要りません。
でも後々預かった事が問題になると困るので
アキちゃんの弁護士さんにも連絡したいので
連絡先を教えて下さい。
シッター代も請求しないとお伝えしておきますから」
そう私が言うと叔母さんはアキちゃんのランドセルと
荷物らしき鞄１つと書類の入った封筒を私に放り投げた。
「それがアキの持ち物全部だから好きにして。
あとでやっぱり面倒見れないとか言わないでよね！」と
言うと扉をバタンと閉めてしまった。
私が慌てて「あの、アキちゃんは？」と聞くと
扉を少しだけ開けて
「なに言ってるの？
あんたのところに居るんでしょ？」と
再び扉を閉めてしまった。
つまりアキちゃんはまだ保護されたまま？
私は書いて貰った証明書と封筒を持って交番へ急いだ。
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kawaetsu(プロフ) - あいさん» コメントありがとうございます。パスワードをメッセージにてお送りしました。 (2020年9月23日 14時) (
レス) id: 085b6a2867 (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - こんにちは、何度かこの作品を読んでます。この先を読みたくてパスワードを教えてくださいませんか？ (2020年9月23日 12時) (レス) id: babc415c2f (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - こんにちは、何度かこの作品を読んでます。この先を読みたくてパスワードを教えてくださいませんか？ (2020年9月23日 12時) (レス) id: babc415c2f (このIDを非表示/違反報告)
たあさん(プロフ) - 初めまして、お話楽しく読ませて頂いています。始めから男前なヒロインちゃんだったけど、益々凄い展開になって来て、お話の更新楽しみにしています！アキちゃんまで登場し、大丈夫？ユノ、に早く真実が明かされる事を待っています！！ (2018年5月6日 4時) (レス) id: 3c91ad79e1 (このIDを非表示/違反報告)
千衣(プロフ) - はじめまして。すっごく楽しみに更新を待ってます。ハラハラドキドキすることも小説の醍醐味ですよね。ユノが何を考えて主人公に冷たくしてるのかも早く知りたい〜♪ (2018年2月4日 18時) (携帯から) (レス) id: 4037bbf8fe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：kawaetsu
| 作成日時：2018年1月24日 17時
