お願い。 ページ47
ユノが呼んでくれた
里井さんのタクシーで２人で帰宅。
私は腕時計が嬉しくて何度も文字盤を見る。
YN「そんなに嬉しい？」
「うん！
ずーっとここの時計欲しかったしそれに…」
YN「それに？」
「２人だけの特別な時計だから…」
YN「これからいっぱい
俺たちの特別を作っていこう？」
「いいの？」
YN「当たり前でしょ？」
ホテルに到着して部屋の前。
YN「俺の部屋で一服してく？」
欲張りだとは分かっているけど
もう少し一緒に居たかった私は
素直にお邪魔する事にした。
ソファーに座って煙草に火を付ける。
暫くすると
「さっきのお礼の話だけど」とユノ。
「あ、そうだ！
それとは別にユノにプレゼントがあるんだ！」と
私はラッピングされた箱をユノに手渡した。
YN「開けていい？」
「どうぞー」
豪快にラッピングを剥がすユノ。
YN「あ！ひよさん！」
「ボイスメッセージが録音出来るんだって」
YN「へー、もう入ってる？」
そう言いながらひよさんのお腹を押すユノ。
すると"ピッピヨー"と鳴くひよさん。
どうやらデフォルトではそう鳴くみたい。
YN「せっかくだから
お互いにメッセージ入れようよ！」
「そうだね」
YN「明日の朝までの宿題ね！」
「えー」
YN「俺、ひよさん毎日仕事に連れてくから。
Aに合いたくなったら聞く。」
「連れて行くの？」
YN「うん、これから
会えないときが増えるだろうしね」
"会えないときが増える"
そうだよね。
分かってはいるけど少し寂しくなった。
YN「で、話しを戻すけど
お願い聞いてくれるんだよね？」
「あ、うん。
無理なこともあるけどね」
YN「じゃぁ俺が帰って来れるときは一緒に寝て？」
「えぇっ！」
YN「駄目なの？
あ！別に起きて待ってなくていいから！
同じベッドで寝れればそれで…」
「それは心の準備がですね…」
「分かった！
Aの部屋はベッド２つあるでしょ！
起こすと悪いから
隣のベッドで寝るからそれでも駄目？」と
子供がお母さんにお願いするようなおねだり顔をするユノ。
「駄目じゃないけど…」
YN「いいの？
じゃぁ今日からね♪」
「今日から？！」
YN「当たり前でしょ？
後で部屋に行くからね。
あ、ひよさんも一緒に行くから！」と
元祖の大きいひよさんを抱えて
羽をパタパタさせるユノ。
また後でと挨拶をして
私は自分の部屋へ戻った。
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ちゅー(プロフ) - kawaetstuさんはじめまして物語ワクワクしながら読ませていただいてます。パスワードロックが掛かっているので教えていただけますか？宜しくお願いします。 (2020年9月15日 0時) (
レス) id: 8d7e51952f (このIDを非表示/違反報告)
jade(プロフ) - 引き込まれて一気に読み進んでしまいました。パスワードロックが掛かっているAnother STORYも是非読ませていただきたいので、パスワード教えていただけますか？宜しくお願いします。 (2020年9月13日 21時) (レス) id: 3cfa76ad9a (このIDを非表示/違反報告)
kawaetsu(プロフ) - まゆまゆさん» コメントありがとうございます！情熱財閥は最近韓国のバラエティーでチャンミンやスタッフさんがそう呼ぶと見たので使ってみました(笑 建国出来るくらいは私の勝手なセリフですが…国王より帝王が似合うきもしますね。 (2017年11月27日 12時) (レス) id: 42bb367cab (このIDを非表示/違反報告)
まゆまゆ(プロフ) - kawaetsuさん、こんばんは。情熱財閥…ユノくんにぴったりだと思い、コメントせずにはいられませんでしたよ(笑)国を建てれるレベルってすごいわ。だったらユノくんは国王ですね(笑) (2017年11月27日 2時) (レス) id: ed4a5e3eae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：kawaetsu
| 作成日時：2017年11月5日 2時
