怪我より痛い。 ページ38
私の手を握り
「俺、自信がなかったんだ。
だからAを試す様な事言った」
「そっか」
「こんな話し恥ずかしいんだけど
自分から好きなった事がなくて
いざそうなったら
どうしていいのか分からなくてさ」
「うん・・・」
ユノが初めて好きになった人、
それはきっとハヌルさん。
きっと私の事も好きだったけど
彼女の登場で心が揺れたんだろう。
２人にはきっと私の知らない
絆みたいなものがあるんだろう。
そんな相手に私が太刀打ち出来るわけがない。
「それで改めてきちんと
Aに言いたいんだけど・・・」と話を
続けようとするユノの言葉を私は
「うん、分かってるよ。
じゃぁ今度は私のお願いね」と遮った。
分かってるは居るけど
”ハヌルの事が好き”なんて言われたら
さすがに私でもへこむ。
私の返事を聞いて安堵したのか
表情が和らいだユノが「なに？」と聞いて来たので
私は深呼吸をしたあと
「ハヌルさんと恋人になっても
出来れば私と友達で居て欲しいんだ。」と伝えた。
YN「はぁ？ちょっとまってハヌルは〜」
やっぱりそれは無理か。。。
私はユノの言葉を遮って
「あ！やっぱり無理だよね！
ハヌルさんだって嫌だろうし
で、でもジヘとは仲良くしていいよね？
これだけはお願い！」とユノの顔色を伺った。
するとユノは大きなため息をついた後
がっくりとうなだれた。
完璧に呆れられた・・・
自分が情けなくて私は俯いた。
すると突然何処かに電話を掛け始めるユノ。
私はこれ以上ここに居てはいけないと思い
「ユノ、ごめんね。
さっきのお願い聞かなかった事して」と
背を向けて電話をしているユノに言い
ベッドから立ち上がり、
壁を支えにして玄関を目指した。
足が痛いけどそれよりも
この場に居る事の方が辛い。
そうしてやっとドアに手を掛けた時、
「どこいくの！まだ話しは終わってない！」と
いつのまにか背後にいたユノ。
「ユノの気持ちは分かったから。」
YN「全然わかってない！
ハヌルはちゃんと話しした！
だからえーっと・・・
とにかくこっち来て！」
結局ユノに引き戻されてしまった。
「A落ち着いて。」と私をソファーに
座らせると手に持っていたスマホを
テーブルに置いてスピーカーにしたユノ。
するとスマホから
「オッパ？ヨボセヨ？」と聞き覚えのある声が聞こえた。
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ちゅー(プロフ) - kawaetstuさんはじめまして物語ワクワクしながら読ませていただいてます。パスワードロックが掛かっているので教えていただけますか？宜しくお願いします。 (2020年9月15日 0時) (
レス) id: 8d7e51952f (このIDを非表示/違反報告)
jade(プロフ) - 引き込まれて一気に読み進んでしまいました。パスワードロックが掛かっているAnother STORYも是非読ませていただきたいので、パスワード教えていただけますか？宜しくお願いします。 (2020年9月13日 21時) (レス) id: 3cfa76ad9a (このIDを非表示/違反報告)
kawaetsu(プロフ) - まゆまゆさん» コメントありがとうございます！情熱財閥は最近韓国のバラエティーでチャンミンやスタッフさんがそう呼ぶと見たので使ってみました(笑 建国出来るくらいは私の勝手なセリフですが…国王より帝王が似合うきもしますね。 (2017年11月27日 12時) (レス) id: 42bb367cab (このIDを非表示/違反報告)
まゆまゆ(プロフ) - kawaetsuさん、こんばんは。情熱財閥…ユノくんにぴったりだと思い、コメントせずにはいられませんでしたよ(笑)国を建てれるレベルってすごいわ。だったらユノくんは国王ですね(笑) (2017年11月27日 2時) (レス) id: ed4a5e3eae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：kawaetsu
| 作成日時：2017年11月5日 2時
