怪我の真実その２ (YN ページ33
Aに連絡したくても
スマホはここにある。
部屋に戻ったのはいいけど落ちつかなくて
喫煙所でシゲを待った。
帰って来て俺を見つけたシゲが驚きながら
「もしかして待ってた？」と聞いて来たので
「うん、Aは大丈夫？」と聞くと
シゲはさっきの電話とは違う少し怒った様で
悲しそうでもある表情をした。
それを見た俺は言い様のない不安に駆られて
「Aは？本当に大丈夫？」と聞いた。
すると
「ユノ、今から部屋行っていい？
少し話したいんだけど」とシゲ。
2人で部屋に戻り座る。
シゲはなかなか話しださない。
「シゲ・・・」
シゲ「Aには内緒にしてくれって
言われたんだけどユノは知るべきだと思う」
「それは怪我の事だよな？」
シゲ「１つだけ約束してくれ」
「うん」
シゲ「Aが話すまで知らないフリをして」
「分かった。約束する」俺がそう答えると
大きく深呼吸をした後シゲは話し始めた。
シゲ「今日のAの怪我は
ユノ達のファンが関わってる」
俺達のファンが？
やっぱりあの時引きとめれば良かった。
シゲはAがどうして怪我をしたのか
俺に説明してくれた。
「そんなのあんまりだ・・・」
シゲ｢俺もAもユノ達の世界を甘く見てた。
もっと気を付けなきゃいけなかった」
｢俺達の事は良く理解してくれてるよ。
シゲ・・・俺、Aに逢いたい」
シゲ「気持ちは分かるけど
あいつの気持ちも考えてやって」
「シゲ、俺どうしたらいんだろう・・・」
もう頭の中はグチャグチャだ。
俺が引きとめれば、
悪質なファンがいなければ、
そもそも俺達が出会わなければ・・・
シゲ「ユノ、Aの事好きだろ？」
「好きだよ。
だけどこれ以上彼女を危険に晒すのも
辛い思いさせるのも嫌だ」
シゲ「じゃぁ諦めて。」
「え？」
シゲ「辛い思いさせるくらいなら
別れた方がって思っただろ？」
「そうじゃない！
ただAが・・・」
シゲ「ユノの事が好きじゃない？」
「自信がないんだ。
今まで自分から好きになった事ないから・・・」
シゲ「ユノらしくないな。
いつもの情熱はどこいったの？」
「・・・」
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ちゅー(プロフ) - kawaetstuさんはじめまして物語ワクワクしながら読ませていただいてます。パスワードロックが掛かっているので教えていただけますか？宜しくお願いします。 (2020年9月15日 0時) (
レス) id: 8d7e51952f (このIDを非表示/違反報告)
jade(プロフ) - 引き込まれて一気に読み進んでしまいました。パスワードロックが掛かっているAnother STORYも是非読ませていただきたいので、パスワード教えていただけますか？宜しくお願いします。 (2020年9月13日 21時) (レス) id: 3cfa76ad9a (このIDを非表示/違反報告)
kawaetsu(プロフ) - まゆまゆさん» コメントありがとうございます！情熱財閥は最近韓国のバラエティーでチャンミンやスタッフさんがそう呼ぶと見たので使ってみました(笑 建国出来るくらいは私の勝手なセリフですが…国王より帝王が似合うきもしますね。 (2017年11月27日 12時) (レス) id: 42bb367cab (このIDを非表示/違反報告)
まゆまゆ(プロフ) - kawaetsuさん、こんばんは。情熱財閥…ユノくんにぴったりだと思い、コメントせずにはいられませんでしたよ(笑)国を建てれるレベルってすごいわ。だったらユノくんは国王ですね(笑) (2017年11月27日 2時) (レス) id: ed4a5e3eae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：kawaetsu
| 作成日時：2017年11月5日 2時
