ファンその２。 ページ17
私が悩んでいる間も
「どうか、お願いします！」と
頭を下げつづける女性達。
ユノだったらどうするだろう・・・
きっと、今回だけだよ？と受け取るんじゃないかな？
もしかしたらお見舞いに行ってしまうかも。
そう思った私は
「では今回だけお預かりします。
でもこれだけは納得してください。
これは私が独断で受け取ります。
なので彼らが受け取りを拒否するかもしれません。
もちろん理由があるのが分かれば彼らも
受け取りたいと思うと思います。
でもルールを自ら破る訳にも行きません。
ですから彼等の手元には届かないかもしれません
それでも良ければお預かりします」と答えた。
「ありがとうございます！」と喜ぶ３人に
「今後この様な事は辞めて下さいね。」と釘をさすと
「手紙はあっちの駐車場の車の中にあって、
えーっと、ホテルの前だと目立ちますよね？
どうすればいいかな・・・」と３人が悩むので
「私が駐車場まで伺います」と告げ3人一緒に
駐車場へ向かった。
到着したのはホテルの向かいにあるコインパーキングで
丁度ホテルの客室の窓が見える位置。
こういう場所から彼等の部屋を探すのかななんて
思いながらホテルを見上げていたら突然、
足に痛みが走った。
足元を見るとピンヒールで踏まれている私の靴。
そのヒールの足を辿って顔を見上げると
女性の１人が般若の様な表情でこちらを睨んでいた。
状況が飲み込めない私が
「あの、足どけて貰えますか？」言うと
「この女まだ分かってないの？」と
ケラケラと笑っている残りの２人。
しまった!サセンだったか!
そう思ってその場から立ち去ろうとしたとき
「残念でしたぁ〜
手術すると友達もお手紙もありませーん」と
にやけながら私のお腹に思いっきり蹴りを入れる。
背後には車があるし足が踏まれていて
動けない私はそれをモロにくらって膝をついた。
お腹を抱えて咳き込む私の背中を蹴りまくる３人。
「調子こいてんじゃねーよ！」
「お前何様だよ！」とギャーギャーとうるさい。
この場から逃げ出そうにも
１人ならまだしも３人に蹴られ続けてはその隙もない。
彼等と仲良くしているからには
避けては通れなかった事なんだと
私は地面にうずくまりながら
彼女達が気が済むまで耐える事を覚悟した。
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ちゅー(プロフ) - kawaetstuさんはじめまして物語ワクワクしながら読ませていただいてます。パスワードロックが掛かっているので教えていただけますか？宜しくお願いします。 (2020年9月15日 0時) (
レス) id: 8d7e51952f (このIDを非表示/違反報告)
jade(プロフ) - 引き込まれて一気に読み進んでしまいました。パスワードロックが掛かっているAnother STORYも是非読ませていただきたいので、パスワード教えていただけますか？宜しくお願いします。 (2020年9月13日 21時) (レス) id: 3cfa76ad9a (このIDを非表示/違反報告)
kawaetsu(プロフ) - まゆまゆさん» コメントありがとうございます！情熱財閥は最近韓国のバラエティーでチャンミンやスタッフさんがそう呼ぶと見たので使ってみました(笑 建国出来るくらいは私の勝手なセリフですが…国王より帝王が似合うきもしますね。 (2017年11月27日 12時) (レス) id: 42bb367cab (このIDを非表示/違反報告)
まゆまゆ(プロフ) - kawaetsuさん、こんばんは。情熱財閥…ユノくんにぴったりだと思い、コメントせずにはいられませんでしたよ(笑)国を建てれるレベルってすごいわ。だったらユノくんは国王ですね(笑) (2017年11月27日 2時) (レス) id: ed4a5e3eae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：kawaetsu
| 作成日時：2017年11月5日 2時
