They who are a hotel！ 08 (ページ17)

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何かあった。ページ17

引っ越しの話がまとまって
部屋に戻って来た時に
はすでに午前３時。

今日はこのままオールだ。

さっとシャワーを浴びてパソコンを開き
新しいホテル用のマニュアルを作り
ここから連れて行くフロアマネージャーと
メイドさんの候補を選出する。

「野崎君にも見て貰おう」と一人呟き
時計を見ると出勤時間だったので
着替えて事務所へ向かった。

眠気覚ましのコーヒーを淹れていると
野崎君もやってきた。

昨日の話し合いに付き合った彼も眠たそうだ。

「昨日は遅くまでごめんね」
そう言いながらコーヒーを差し出す。

「まさかあそこまでユノが引っ越しに
反対するとは思わなかったよ(笑」
そう苦笑いしながらコーヒーを啜る野崎君。

その言葉に昨日ジェジュンに言われた
”ユノはAの事が好き”
というのを思いだして
私は大きなため息を吐いた。

それを見て
「昨日、ユノとなんかあった？」と野崎君。

「別にないけど・・・」

「ユノとは何もないけど
何かはあったわけだ」

こういう時に察しがいいのが野崎君だ。

これ以上悩みの種を
増やさないでほしい・・・

幸か不幸か今日は
ユノ達と呑む約束してるし・・・

ユノとどう接していいか分からない。

そんな事を考えながら仕事をしているうちに
藤岡さんも出勤してきた。

大きな荷物を抱えた藤岡さんは
「おはようございます♪
川原さん今日はよろしくお願いします♪」と
ハイテンション。

野崎「１泊なのに大荷物ですね(笑」

藤岡「昨日何か差し入れをと思って
買い物に行ったら楽しくなっちゃって
沢山買っちゃったの♪」

大きな紙袋にはおつまみやら
お菓子がいっぱい入っていた。

「じゃぁ、今日も頑張りますか！」と言う
野崎君の掛け声で仕事を再開した。

暫くするとユノ達も「また夕方～」と
言い残して仕事へ出掛けて行った。