They who are a hotel！ 08 (ページ16)

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近いうちに・・・(YN ページ16

Aから兼任の事や
引っ越し、サセンの話しを聞いた。
アパートの件は知ってたけど
ホテルにも同じ様な手紙が来てたなんて・・・

しかも今度は俺との写真、
彼女を守るどころか
更に危険に晒ししてしまった。

これからはもっと気を付けないと・・・
そんな事を部屋に戻って１人で
考えているとチャムが鳴った。

ドアスコープを覗くとそこにはジェジュン。

部屋に招き入れると開口一番に
「ごめん」とジェジュン。

「何が？」と聞くと
「AにユノがAの事が好きだって
ばらしちゃった」と申し訳なさそうに
頭を掻きながら苦笑いをするジェジュン。

は？Aに？
なんでこのタイミング？

そう思っているのが分かったのかジェジュンは
「実はさ・・・」と理由を俺に説明した。

「本当にごめん・・・」とジェジュン。

「いいよどうせ近いうちに
気持ちは伝えるつもりだったし。」

「そうなの？」

「うん、今日のAの話しを聞いて決めた」

今朝、Aの上司の八十島さんに
兼任の話を聞いた時から考えていた。
今は凄く近くにいるけど
これは当たり前な事じゃない。
日本中心の活動だって１年だけだし、
例えAがこの先このホテルで仕事をしていても
今みたいに会える訳じゃない。

Aに出会ってそんなに時間は経っていないけど
もう、俺の気持ちは彼女にがっちり掴まれている。
なにより、俺が初めて自分から好きになった人。

そんな大事な人を手放してたまるか。
そう決心した俺は近いうちに
Aに気持ちを伝えようと決めたんだ。

「そっか、きっと２人は上手く行くよ」
そうジェジュンはにっこり笑ってくれた。

「ジェジュン協力してくれる？」

「もちろん！出来る事があれば協力するよ」

こうして俺には強力な助っ人ができた。