They who are a hotel！ 08 (ページ11)

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体調が優れない理由２ページ11

「ユノは兼任の話を聞いちゃったのかもね」

「だれから？」

「ねぇ、上司って５０代位の男の人？」

「そうだけど？」

「その人とユノが廊下で話しての見たんだ。
ホテルのスタッフさんかと思ってたけど、
良く考えるとその人と会ってから
ユノの表情が優れない気がするんだよね」

「でも兼任を知ったとしても
なんでユノが元気がなくなるの？」

私は首を傾げてジェジュンに問いかける。
だって私が兼任になっても
ユノ達の滞在には何も問題ないし。

するとジェジュンは呆れた表情で
「はぁぁ～
Aは鈍感にも程があるよ‼」と項垂れた。

「鈍感ってどういう意味！？
私、ユノに悪いことしたの？」

「悪いことはしてないけど…
でも、ある意味悪いことしてるかも」と言う
ジェジュンの煮え切らない答えに
私は思わず
「悪いことしてるなら正直に教えてよ‼」と
ジェジュンに詰め寄る。

するとジェジュンは
「教えても良いけど
どうせAはそんな事ないって
否定すると思うけど？」と言うので
「そんなの話してみないと分からないでしょ‼」と
私もついついヒートアップする。

それに対してジェジュンは至って冷静で
「じゃあこれから話すことを
否定しないで素直に受け止めて
ちゃんと考えるって約束出来る？」と
条件を突きつけてきた。

私は何を言われるんだろうと言う不安と
それでも知りたい気持ちが交差する。
暫く悩んだ末にジェジュンの約束を
のむ事にした。

私に悪いところがあるなら
ユノに謝るべきだと思ったから。

「分かった。
否定もしないし、受け止めて考える。
だから教えて？」そうジェジュンに伝えると
時計を見て
「そろそろ皆が帰ってくるだろうから
この話の続きは俺の部屋でしない？」と
ジェジュンに提案されて
私は彼の部屋に行くことになった。