amante della radio 02 (ページ7)

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被害届。ページ7

警官「それは立派な住居侵入罪だよ。
相談じゃなくて事件だ。
防犯課に来て貰おう」

「家には入られてないですけど
それでも侵入罪なんですか?」

警官「なるよ。
どうしてかと言うとね」

警官が言うには
家の前まで行くには私有地である駐車場を通る。
もちろん明確な必要性があって家まで行くなら
(宅配便や郵便、勧誘、知人の訪問など)
問題は無いけれど今回は理由が
"他人の家に無断で侵入すること"だと
証拠も証言者もいる状況だから
私有地に足を踏み入れた時点で
住居侵入罪になるらしい。

野崎「さっきは何も出来ないって言われました。
それに有名人と知り合いだから
そのくらいの迷惑行為は有名税だとも言われました。」

警官「そんな事を言ったの?！
それは申し訳ありませんでした。
私達警察は有名人でも一般人でも
同じように対応します。
該当の署員は指導いたしますので今回の事は…」

「今後、私達の担当にはしないで下さい
それだけで結構です。」

警官２「失礼します。防犯課の○○です」

私達は再度、動画や鍵屋さんの事を説明する。

警官２「現場確認と撮影をしたいので
明日の午前にお伺いしても良いでしょうか?」

野崎「A、休んで良いから来て貰って」

「はい。ではお待ちしています」

==翌日==

「鍵屋さんも契約ついでに現場検証に来てくれるって」

野崎「時松さんにはメールしておいたから。
俺は会社に行ってから園に行く」

「私も終わり次第出勤するね」

=====

警官「では被害届を受理致しました。
巡回を強化するのでご自身でも戸締まりなど
気を付けてくださいね」

「ありがとうございました」

全てを終えて園に出勤したのは午後。

野崎「俺も被害届を出しに行くから今日は残業頼む」

「うん。
それで佐島さんの件は?」

野崎「社長に説明したら
会社ではまだ新しい職員を募集してるから
採用出来そうな人が来たら
佐島さんは他の園に異動して貰うって。
それとサセンの件も社長が佐島さんに直接聞くってさ」

「そうです。なんて言わないでしょ?」

野崎「あの時の事を防犯カメラと
スマホで俺達が撮影してて
社長にそれを見せて相談してきたって言うって。
そして改めて注意をしてくれるって」

「恨まれたりしないかな…」

普段は適当な私でもさすがに
心配になって来た…