amante della radio 02 (ページ49)

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親しい間柄。ページ49

"親しい間柄"

あえて彼女とは言わないって事かな?
まぁ、それのほうがありがたいけど。

ジウ「えぇ～そんな仲良しなんですかぁ～?
なら私も今日こうしてお会いしたし
もうお知り合いですよね♪
あっ、そうだ！この後みんなでどこかに
食事に行きませんか?」

凄い勢い。
これもチャンミンと仲良くなるためだろうか。

どうしたら良いかとチャンミンの顔を見ると
「すみません。
今日は友人で集まる予定なんです。
A、シゲに少し遅れるって連絡しておいて」と
自分のスマホをトントンと指で叩くチャンミン。

なるほど、お揃いのスマホを出せと。

「野崎君に連絡でいい?」と鞄からスマホを取り出す。

するとすかさずジウさんが
「あれ?スマホケースがチャンミンさんと同じ…
それ、素敵ですよね！どこで買ったんですか?
私も欲しいなぁ～」と食いついて来た。

CM「Aに買って貰ったので僕は知りませんね」

ジウ「えっ?この人がチャンミンさんに
お揃いでプレゼントしたんですか?！」

「いや、そうでは…」

CM「俺がAが使ってるのを見て
欲しくて買ってきて貰ったんです。
彼女とは好みが似てるみたいで」

ジウ「あっ、ブレスレットもお揃い…」

ジウさんの観察力恐るべし。

CM「これは僕が彼女の誕生日にプレゼントしたんです。
でも、自分も欲しくなって後日買ったんですよー
そう言えばAが着けてるのは初めて見たかも。」

「今日はみんなで会うからちょっとお洒落しようかと」

CM「普段から使えば良いのに」

ジウ「とっても仲良しなんですね…」

ジウさんの表情が曇る。
それはそうだ。
だって自分の好きな人が見知らぬ女性と
お揃いをしてるんだから例えそれが
恋人ではなく親しいだけでもショックだろう。

そこへ「終わったよ～ひよりちゃんお待たせ～」と
ユノがひよりちゃんママとやって来た。

明日の待ち合わせを確認して撮影現場から出る。

ジウさんはユノに自分も食事会に行きたいと
頼んでいたけどプライベートだからと断られていた。

時松さんの車に乗り込む。

CM「お疲れ様でした」

「ジウさん凄いね(苦笑」

YN「合宿ではもっと凄かったんだよ」

「なにそれ気になる」

CM「とりあえず宿舎へ帰りましょう」

時松「ちょっと遠回りしますね
タクシーが付いてきてるので」

YN「ファンかな」

時松「多分ジウさんかと」

CM「宿舎の場所を知りたいんですね」

こうして少し遠回りをして帰る事になった。