amante della radio 02 (ページ47)

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おにぎり。ページ47

「なるほどね」

CM「あ、呼ばれたので行きますね。
それじゃよろしく」

「うん、チャンミンもお疲れ様」

私は野崎君に明日からの事を伝えて眠りについた。

===翌日===

「行ってらっしゃーい♪」

ひよりちゃんのクラスは今日はおにぎり散歩。
月に１回おにぎりと水筒だけ持って
お散歩に出掛けて公園で食べてくると言う行事。

ひよりちゃんのおにぎりは私が
付き添いの野崎君の分も含め作った。

昼過ぎ、
お散歩から野崎君が「腹減ったー」と帰ってきた。

「おにぎりたべたんでしょ?
誰か落としちゃった?」

野崎「いや、公園で撮影してたチャンミンに奪われた」

「撮影してたの?」

野崎「植物園の温室での撮影終わりの移動中に
俺達のおにぎりタイムと遭遇したんだ。
そこでひよりちゃんがママに川原先生が
おにぎりを作ってくれたって
話したのを聞いたチャンミンが
"シゲのおにぎりもAが?"って聞くから
"そうだけど?"って答えたら
お腹が空いてるから１つ欲しいって言って
結局ユノも昨日から何も食べてないって言うから
全部２人に渡したんだよ」

「そう言うことだったのね。
パンならあるけど食べる?」

野崎「食う！
あ、あと明日は登園予定がひよりちゃんだけだから
園は休みにして俺達が預かる事にした」

「そっか土曜日だけど３連休だから
他の登園予約はないのね」

野崎「職員不足だから休める時は休まないとな」

「日曜日は?」

野崎「シッターさんが手配出来る予定だって」

==夕方==

ひよりちゃんと帰る支度をしていると
チャンミンからの電話。

「もしもし?」

CM「今、どこにいますか?」

「保育園。
今日はもう上がりだから
これから帰るところ」

CM「なら、そのまま現場に来てください」

「何かあった?」

CM「今、撮影が終わってみんなで片付けをしてるので
ひよりちゃんママももうすぐ仕事が終わります。
なのでこちらへ来て待っててください。
あっ！あとブレスレットもしてきてくださいね」

「ブレスレット?」

CM「ジウさんも居ますから
彼女だと思わせる為ですよ」

「わかった。着けていくね」

こうして私とひよりちゃんは
撮影現場へと向かった。