amante della radio 02 (ページ45)

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ひよりちゃん。ページ45

「何かあったのかな…」

チャンミンと散歩に行った翌日、
閉園時間になってもひよりちゃんのお迎えが来ない。

お母さんに電話をしたけど留守電だったので
メッセージを残す。

野崎「連絡取れた?」

先に退勤していた野崎君に来て貰い
私と一緒に遅番だった先生には帰って貰った。

「メッセージは残したんだけど。」

野崎「今日はシッターさんのお迎えだよな?
もしかしたら何かあって
ひよりちゃんのママはお迎えが来てないの
知らないのかも」

時刻はもうすぐ２１時。

おやつは出してるけど
夕食の時間はとっくに過ぎている。

「撮影現場に直接行ってみるか…」

野崎「その前にどこかで夕食を食べよう。
ひよりちゃん、ママはまだお仕事だから
先生とごはんを食べに行こう?」

ひより「ママ、お迎え来てくれる?」

「お仕事が忙しいからもしかしたら
今日は先生のおうちにお泊まりになるかも。」

こういう時は子どもだからと返事を曖昧にせず
正直に伝える方が不安にならないで済む子もいる。

ひよりちゃんはそのタイプだ。

ひより「わかった。ひより、先生のおうちに行く」

野崎「まずはご飯たべよう。
ひよりちゃんは何が好き?」

こうしてひよりちゃんママに
園は閉めて私達がひよりちゃんを預かる事と
連絡先をメッセージに残し保育園を閉めた。

野崎「２人はファミレス行ってて。
一応ユノに連絡して撮影現場に行ってくる」

「よろしくね」

ひよりちゃんと遅い夕食をたべていると
チャンミンからの着信。

CM「大丈夫ですか?」

「うん、ご飯も食べたし
あとは家に帰ってお風呂に入って寝るだけだよ」

CM「コンシェルジュにはAと
小さな女の子が帰ってくるけど
そのお子さんは俺の仕事仲間のお子さんで
Aにお世話を頼んだと伝えてあります」

「それは助かる。
って言うかお迎えは無理って事ね」

CM「申し訳ないですがそうなります」

「了解。それじゃ撮影頑張ってね」

CM「また後で電話します」

「うん、待ってる」

暫くすると野崎君も戻ってきて
ママは忙しいので
先生のおうちに泊まるのと
帰りにちょっとだけどママに会えると
ひよりちゃんに伝えた。

食事も済ませて撮影現場の入り口で
ひよりちゃんはママと会って
それから宿舎へと３人で向かった。