彼氏だし?！ (CM) ページ44
少し早く着きすぎたか…
公園デートだからと思って
途中でコーヒーとちょっとしたお菓子を買って
待ち合わせ場所に来たけど到着したのは
待ち合わせの１０分前。
早すぎたと思いつつ、
ジウさんの居る合宿所にいるよりは良いかと思ったり。
ガードレールに腰掛けてのんびりしていると
ユノから
"ジウさんがスタッフと出掛けたから一応報告"と
メッセージが届いた。
それから５分後Aがやって来て
俺がもう居たことに驚いていたけど
早速公園へ向かうことになり
そこで俺は勇気を出してAと手を繋ぐ。
彼女は驚きはしたけど、ジウさんの事を話すと
納得したようで繋いだ手を離すことはなかった。
これからもこうして出歩ける時は
俺の事は"ちゃー"と呼んで貰うことにしたり
たわいのない話をしているうちに公園に到着。
待ち合わせで会ったときに
特に公園内に目的地がないと話したら
Aの秘密の場所へ案内してくれると言うので
楽しみに付いていくとそこは植物園の屋上だった。
この場所はAの知り合いも知らない
彼女の秘密の場所らしい。
なんでそんな場所を俺に教えのか聞くと
"まぁ、彼氏だし?とか言ってみたり?(笑
ここはねエリ達も野崎くんも知らない私だけの場所なんだ。
だから２人だけの内緒ね♪"とA。
"彼氏だし?"
あぁ、この人はなんで俺の心を揺さぶるような事を…
今ここで好きだと伝えてしまいたい…
でもここで告白しても絶対にAは聞き流す違いない。
焦るな俺。
今日は手を繋いで歩いたし、
彼女の特別を教えて貰った。
それだけで大きな進歩だし充分な出だしだ。
それから来週には取り壊す家を見に行き
彼女を送って自分も家路についた。
YN「どうだった?」
「楽しかったですよ。手も繋いだし。」
YN「おっ、良い感じだね。
そうそう、ジウさんだけどさ」
「どうしました?」
YN「ジウさんの居ないあいだに残ってたスタッフに
撮影を円滑にしたいから
チャンミンへの過剰なアプローチをなるべく
制止して欲しいって頼んだから」
「それは助かります」
YN「スタッフさん達も
あれは撮影に支障が出るんじゃないかって
心配だったみたいで監督とかジウさんの
マネージャーさんに相談してたって。
でもあの様子だから一層注意はするって」
「少しでも変われば良いですけどね」
YN「まぁ様子を見ようよ
合宿は明後日までだし」
こうして合宿１日目は終わった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 131人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：kawaets
| 作成日時：2022年1月1日 22時
