散歩。 ページ40
「でね、うちの園児のお母さんがね〜」
夜、チャミフォンでチャンミンと電話。
CM「A、今から公園に行きませんか?」
「公園?」
CM「ジウさんがしつこくて…
ちょっと息抜きがしたいなって。」
「出歩いて大丈夫なの?」
CM「別に合宿でも行動は自由です。
それにこの辺の土地勘はありますからね。
で、返事は?」
「たまには夜の散歩も良いかもね」
CM「それと取り壊す前に家も見たいな。
思い出のある場所だし。」
「それじゃどこで待ち合わせする?」
CM「保育園の門の前はどうです?
丁度お互い中間点ですし」
「それじゃ３０分後に門でどう?」
CM「分かりました。
あっ、一応ブレスレットしてきて下さいね。
もしかしたらジウさんが見てるかもですから」
「えぇーストーカーみたいで怖いね」
CM「それじゃ３０分後に」
====
野崎「気を付けてな。
何かあったら連絡しろよ?」
「了解」
支度をして待ち合わせ場所へ行くと
チャンミンはすでに到着していた。
「待たせちゃった?」
「まだ約束の時間前だし
俺が早すぎただけです。
コンビニでコーヒーとお菓子買って来たんで
公園で食べましょう」と言うと
私の手を取り歩き始めたチャンミン。
「ちょっ、チャンミン?！」
CM「あんまり大きな声で名前を呼ばないで下さい。
そうですね、恋人の時は何か愛称で呼んで下さい。
それとジウさんがどこかに居るかもしれません。
ユノから俺が出掛けた後に日本語が出来るスタッフと
出掛けたと連絡がありましたから。
それに恋人が手を繋ぐのは当たり前でしょ?」
「ま、まぁそうだけど…」
CM「で、愛称は決まりました?」
「急に言われても思い付かないよ〜」
CM「ダーリンとか?
オーソドックスにオッパでも良いですよ?」
「ダーリンとか恥ずかしいし、
オッパは同じ年なのに変じゃない?」
CM「それじゃ…
"ちゃー"なんてどうですか?」
「ちゃーが良いならそれで。
でも適当過ぎない?」
CM「適当くらいが恋人っぽいですよ。
では俺だとばれたくない場所ではちゃーで。
それ意外はいつも通りチャンミンで」
「了解！
で、ちゃーは公園の何処へ行く予定?
特に決めてないならお勧めがあるんだけど」
CM「では、そのお勧めへ行きましょう」
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作者名：kawaets
| 作成日時：2022年1月1日 22時
