amante della radio 02 (ページ38)

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スマホとブレスレット。ページ38

翌日の夜、
チャンミンに部屋に呼び出された。

CM「はい、これ」

チャンミンから紙袋を渡されて中身を見ると
スマホと高級ブランドのブレスレットが入っていた。

「これは?」

CM「スマホは俺との連絡用です。
普段から使って貰って構わないですが
俺達の仕事に関する場面ではこっちを使ってください。
登録するのも俺達の関係を知ってる人だけで」

「なんで?」

CM「俺達の業界には情報を盗む人達が居ます。
Aが撮影現場に来たりしたら
荷物をスタッフが預かる事もあると思うので
その時にAの個人情報が漏れるのを
防ぐためと、俺と恋人と言うのを匂わせる為に
お揃いの機種でケースもお揃いです」

「そこまでするの?！」

CM「"念には念を"です。
ブレスレットも同じです。
まぁ、ブレスレットはプレゼントしますから
普段から使って貰って構わないですよ」

「でも、こんな高級なもの貰えないよ！」

CM「恋人なんですからこれくらいでないと
周囲を信用させられませんよ。
それとも気に入らないですか?
Aが好きそうなデザインを選んだつもりですけど」

「す、素敵だけど…」

CM「それなら素直に貰ってください」

YN「チャンミン支度出来た?
時松さんがもう来るって！」

CM「分かりました今、行きます。
A、では宜しく。」

「う、うん」

２人は合宿へ出掛けて行った。

野崎「撮影場所は近いな。
散歩の時に通るあそこだろ?」

「時松さんから聞いたけど
公園でも撮影するみたい。
撮影日聞いてその日は散歩コースを変更した方が良いよね」

野崎「そうだな」

撮影場所は保育園から歩いてすぐにある
大きな庭園がある洋館で
撮影スタジオとして貸し出されている。

公園は私達が保育園の散歩で行く
大きな公立公園だ。

野崎「さて、もう寝るか」

「私は明日は早番だ。」

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部屋に戻るとチャンミンのスマホにメッセージ。

"何してますか?
ねる前に電話します"

早速連絡か。

とりあえず返信しておくか…
"気がつかなくてごめんね。
部屋にスマホを置いてリビングにいた"っと。
それにしてもチャンミンは随分と可愛い
スマホケース使ってたのね。

私はこのスマホに名前をつけた。
その名は"チャミフォン"
名前を付けたらなんだか可愛く思えてきた(笑)

メッセージを送り寝る準備をしていると
チャンミンから電話が掛かってきた。