amante della radio 02 (ページ31)

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放火?！ページ31

「ボヤで済んで良かった…」

CM「もしかして放火ですかね」

大工さん「可能性は高いですね」

それから警察に通報して
一昨日の件もあるのですぐに調査が始まった。

警察「これは放火ですね。
犯人に心当たりは?」

「あると言えば…」

CM「俺達のファンですね」

警察「詳しくお伺いしても宜しいですか?」

家に入り事情を説明する。

警察「では、防犯カメラのデータをお預かりします。」

「宜しくお願いします」

警察が帰った後は大工さんと修理の話に。

大工さん「外壁は現場保存で暫くはそのままだね。」

CM「少なくとも１週間は修理は無理ですね」

大工さん「それに保険が通ってからだと
そこからさらに遅くなるから
修理は始めても良いかな?
これから梅雨時になるし範囲が広いし
内部の断熱材も交換だから早めに始めた方が良いけど
そうなると保険で不足になった時に修理費は
そちらの負担になってしまうんだけど…」

CM「修理費はいくら掛かっても払うので
宜しくお願いします」

「それでお願いします。
その予定でどのくらいで終わりますか?」

大工さん「そうだなぁ～
この外壁は海外から取り寄せになるから最短でも
３ヶ月は掛かるね」

「３ヶ月?！」

大工「急ぐならいっその事
外壁も屋根もリフォームした方が早いかな。
なにせ築年数が経ってるから
この際、耐震補修もすると良いね。
今は行政から補助も出るし。」

「やりたいけどそこまでのお金はないなぁ…」

CM「どのくらいの金額ですか?」

大工さん「全部やったら３００～５００万位かな。」

CM「A、やりましょう。
お金は俺が出します」

「えっ?！」

CM「ボヤだって多分ファンの仕業ですし、
お詫びとして出させて下さい」

「それは…」

大工さん「まぁ、今日決めなくても良いから
話し合って早めに連絡してね。
それじゃ、工事は警察の許可が出たら再開するって事で」

そう言うと大工さんは帰って行った。

私達は野崎君の居る保育園へ。

応接室へ行きボヤの事を報告。

野崎「被害が家の外壁だけで良かった。」

CM「と言うか俺がここに居て大丈夫ですか?」

野崎「職員はみんな俺達が知り合いなのは知ってるから
心配しなくても大丈夫。
まぁ、佐島さんは驚くだろうけど。
で、リフォームをどこまでやるかは
帰ってから考えるとして
家に暫くは帰れないって事だよな」

CM「リフォームが終わるまで
うちに住めば良いです。」